長岡生コンクリート
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できないより、できたほうがいい。【打ち放し街角スナップ #2】

できないより、できたほうがいい。【打ち放し街角スナップ #2】

素材の迫力が魅力の打ち放しコンクリート。いわば偶然そのものが美を伝える。打設性能やその時の条件がそのまま打ち肌に現れる。細部のクオリティをどうするか?



打ち肌の魅力は十人十色かもしれない【が】

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九州大学伊那キャンパス椎木講堂の打ち放しコンクリート。普通の型枠ではなく「杉板」という特殊型枠で施工されている。


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「打ち放し」という仕上げと「大規模」建築という2つの要素だけで独特の魅力が生み出される。こちらは「ラーチ合板」という特殊型枠。


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「ラーチ合板」の接写写真。特殊型枠をふんだんに仕様した建築は贅沢であり、難易度が高い。「良い」の基準が人によってまちまちなのもその一因。


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ディテール。施工欠損を補修した痕が見られる。これも、打ち肌のリアルということもできるかもしれないが、この辺のクオリティどうだろう。
(写真はMH提供)



色合わせが【不可能】とされる特殊型枠。

通常打ち放しコンクリートといえば専用の型枠(パネコート)で打設される。

表面はつるっと黒光りして仕上がる。

フラットな打ち肌。

一般に想起される打ち肌が通常の打放しコンクリート。

これでも十分特別な建築。

打設管理が難しく綺麗に打ち上がる保証はない。

常に現場管理者を苦労させる建築。

打ち放しコンクリート建築。


その世界にはさらに奥がある。

特殊型枠を用いた打ち放しコンクリート。

特殊型枠。

・杉板

・ラーチ合板

・普通ベニア

こうした、【普通じゃない】型枠を用いた打ち放しコンクリートの難易度は数倍高まる。

なぜか?

それは、

色合わせ(#デコブロ)ができなくなってしまうと考えられるからだ。


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#デコブロ でおなじみの打ち放しコンクリートは僕のような素人でも再現できる。だから、仮に【施工不良】が発生しても補修痕が残ることなく打ち放しコンクリートの打ち肌を再現できる。



打ち肌の良し悪しは十人十色かもしれない【が】

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「補修痕(打ち放し下部)がそのままのほうが自然で好きだ」というのも1つの立場かもしれない。


打ち放しに正解はない。

様々な絵画があって、人それぞれに好みがあるように。

打ち放しにも、人それぞれの正解があるかもしれない。

だから、この建築では「あえて色合わせしない」ことを選んだのかもしれない。

ただ、現場を管理する人にとって、

「特殊型枠でも色合わせできるのと、できないのとどちらが安心か?」

という問いに対してはやはり、

やるやらないは別として【できた方がいい】というのが実際だ。

そして、ラーチ合板や杉板型枠のような特殊型枠の場合、

できない

と思われていることが圧倒的だということが不幸を生み出している。

これも現実。



ラーチ合板、杉板、普通ベニア。

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【生コンポータル】トップページにある検索システムでそれぞれのワードを検索してみよう。過去の多くの施工実績が閲覧できる。


まだまだ建設業界では「ぐぐる」が一般的になっていないようだ。

出入りの仕入業者や仕入れ商社の方がリアルな関係性があるから安心。

それも一理あるだろう。

ただ、こうした特殊工法を持つ組織は大抵が、

・個人事業主

・中小企業

だったりすることが多く、

ふんだんな経営資源を背景としたマーケティングはできずらい。

だから、従来の流通脈ではどうしても見つけづらい存在というのも事実。


こうした、「打ち放しで困った」時の解決策。

それも、生コンポータルの「生コンでいいこと」。

#デコブロ の啓蒙を通じて全国・全世界にこの生コンでいいことをひろめている。

「できないよりも、できたほうがいい」

そう思っているなら。

打放しで困った時の常備薬。

打ち放しでも「生コンでいいこと」。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2019/01/14

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