2020/08/01
「お墓の施工で《超常現象》?!」お盆休み・お墓参りの風物詩に終止符を打つ #3(番外編)

ご先祖様への感謝を表し墓地の地面を透水性コンクリートで施工DIY。その時、その現象は起きた。梅雨が明けた。猛暑が始まる。外気温はどんどん上がっていくけれど、施工者一同ひんやりとその不思議な現象に涼をとる。#3は番外編として透水性コンクリート施工中に起きた超常現象について。
「未来を変える人は過去を大切にする」お盆休み・お墓参りの風物詩に終止符を打つ #2
きっとご先祖様も喜んでくださっているはずだ
草ボーボーだった宮本家の墓は透水性コンクリートで今新たに生まれ変わろうとしていた。
施工も終盤戦。
これで、ご先祖様に顔向けできる。
仕上がりが見えてきた時に、その現象は起きた。
(次の写真からは「そっち系NG」の人は心して進んで貰いたい)。
わかるだろうか。
この写真は映画「透水宣言」の撮影に協力くださっているエクスショップの加島さん(代表取締役)が車の中から撮影したもの。
わかりづらい人のために、当該箇所を強調しよう。
お分かりだろうか。
そう、施工中の墓跡の後ろに人の気配がある。
熱中症にでもなりそうな暑さに喘いでいた作業員全員がひんやりとなった。
「きっと、ご先祖様が僕たちの作業を見守ってくれているに違いない」
「絶対喜んでくれているはずだ!」
無事完成。
そして、超常現象はそれだけではなかった。
その後関係者はその日の不思議な出来事をブログ用の写真で振り返った。
誰も気付いていなかったのだが、お墓での作業中ずっとそれは続いていたようなのだ。
雨なんか降ってないのに草ボーボーの宮本家の墓地にはうっすらと虹がかかっている。
ずっと僕が個人的に蟠りを感じていたお墓の雑草駆除、そしてドライテックによる舗装が完成した。
ランニングの途中立ち寄っては手を合わせて、
「もう少し辛抱ください。近々草むしりと舗装をしますので」
と約束していた。
その約束が果たされたその日に誰もがひんやりする出来事が起きた。
きっと何年も実家のお墓に戻っていないような人も少なくないはずだ。
自分がどこからやってきたのか。
どんなルーツがあるのか。
忙しい毎日になかなか振り返ることのできない自分の来し方について実際に草むしりをしたりDIYで舗装をしたりして直に触れてみる。
超常現象はともかく、そんな機会はきっと誰にとっても新しい気づきを与えてくれるはずだ。
そんなきっかけに。
自然と調和するコンクリート。
お墓の草むしりから解放される透水性コンクリート。
その普及に命を捧げている僕の背中を押してくれるような、そんなちょっと不思議な出来事だった。
宮本充也