2020/06/27
【千葉】《いい汗かこうぜ!》「ピザ窯もウッドデッキも透水性コンクリートもDIY」防草・水たまり

千葉県袖ヶ浦。インターネットで調べて見て「自分で出来る」と確信した。雑草対策と水がたまらないことから採用に至る。ピザ窯、バーベキュー用ウッドデッキなども施主自身で制作したもの。プロ顔負けだ。
製造:ヤマカ建材工業(担当:葛田直仁)、施工:施主(DIY、アプローチ+犬走53m2、駐車場48m2、合計101m2、100mm厚、6人、7時間)。
施工動画
DIYerというかプロ施工者の腕前
施工Before1。
右手に写っているウッドデッキもなんとDIYだそうだ。
なんとこちらのピザ窯もDIY。
施工前から相当の手練れと知れる。
最近のDIYerはプロ顔負け。
けしからんプロ施工者よりも前向きで何より自分のための施工だから真剣に調べもするし施工指導に対してもとても謙虚。
さあ、お手並み拝見。
施工スタート。
ご友人の皆さんと晴れの日に楽しくDIY。
一輪車を担当されている方の足元にご注目。
なんと、クロックスで施工しているではないか。
この気軽さが透水性コンクリートの施工の特徴。
通常の土間コンクリートではこうはいかないし、そもそもDIYは難しい。
続いて駐車場部分の施工。
手前に写っている方もTシャツにスニーカー。
とても土間コンクリートの施工スタイルではない。
施工というよりもいい汗かこうぜ、終わったらビールで乾杯しようぜなスタイル。
施工After1。
しっかりと平坦に仕上げられている。
プロ施工者のそれと全く見分けがつきませんけど、どうして??
施工After2。
こちらは《家の顔》玄関前アプローチも見事に仕上がっている。
施工After3。
駐車場もお見事。
アプローチ+犬走53m2、駐車場48m2、合計101m2、100mm厚、6人、7時間。
この規模をなんと素人の方々が6人で完成させてしまった。
100m2超の土間コンを素人6人で施工
インターネットと企業間連携の現代、プロ施工者や僕たちプロ製造者もよほど努力しなければならない。
付け焼き刃の知識では一般の方々に論破されてしまう。
「やったことないのでできません」
とか、
「仕入れができないので無理です」
ろくすっぽ調べもせずお施主さんに断るようなけしからん施工者はきっと淘汰されてしまうことだろう。
今回の施工現場を見てそれは確信に変わる。
だって、そんな施工者よりもよほど見事に土間コンを仕上げるのだから。
素人でも施工できる理由
通常の土間コンクリートではとてもじゃないけどDIYなんかできない。
それは、ワイヤーメッシュ、水勾配、金鏝仕上げなどプロの腕前が要求される施工だからだ。
一方、透水性コンクリート。
一般(生コン工場勤務)の女性2人だけで施工した動画。
こちらはDIY施工完全マニュアル(映画「透水宣言」より)。
まず、ワイヤーメッシュ敷設がない。
このことで、事前準備が短縮される。
施工中も70mm程度浮いたワイヤーメッシュの上でとなるのでとてもクロックスで一輪車の操作なんか無理。
グーンと敷居が下がる。
そして、材料。
通常の土間コンに用いられる生コンクリートはドロドロで密度も2.35と重い。
一方透水性コンクリートは動画でもわかるようにさらさらとしていて飛び散らないし密度も2.0を下回る。
だから長靴とかじゃなくてスニーカーやクロックスのような履物でも施工ができてしまう。
そして、極め付けが仕上げ方法。
土間コンクリートは左官工のような職人を招聘して2〜3回金鏝仕上げとなる一方透水性コンクリートの場合は30kgのプレートコンパクタ(レンタルできる)で一発転圧仕上げ。
女子でも十分操作できる。
この期に及んでまだ施工しない施工者がいたらもはやその方には未来がない。
なぜなら素人さんでもこのクオリティなのだ。
見た目、プロが施工したようにしか見えない。
しかも、その素人はスニーカーやクロックスで施工しているのだ。
打ちのめされた気分だ。
《いい汗描こうぜ!》「ピザ窯もウッドデッキも透水性コンクリートもDIY」
素人が施工できるということは真面目なプロ施工者にとっては「朝飯前」ということ。
何も考えず調べもせず今日も普通の土間コンに苦しんでいる全世界の多くの施工者たちにこの価値を届けたい。
宮本充也