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「ポンプ圧送による透水性コンクリートの施工」

「ポンプ圧送による透水性コンクリートの施工」

「やってみます」0にいくら掛けても0は0。「ポンプ圧送はできるの?」と尋ねる人は内心「無理」と思ってる。「ポンプで押せるなら買ってやるよ」。じゃあ、買ってもらおうじゃないか。0を1にした漢がいる。「ポンプ圧送による透水性コンクリートの施工」
http://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/



ポンプ圧送による透水性コンクリートの施工

「絶対無理」

とある生コンでいいことセミナーでの圧送関係者からの発言。

「絶対無理。ポンプ圧送で透水性コンクリートなんてむり。ペーストがないということは閉塞するにきまってる。馬鹿げている」

会場はしんと静まりかえる。

誰もが知っている。

できないことくらい建設従事者なら知っている。

それを、「ポンプ圧送はできますか?」と質問する人がいる。

もちろんそれは理想的な話だ。

土間コンに変わる新しい常識を標榜する透水性コンクリート。

広い面積の場合ポンプ圧送が合理的。

従来の土間コンの場合はポンプ圧送が採用されることが多々ある。

現在の常識では透水性コンクリートの圧送による施工は不可能。

スランプがないのだ(流動性がない)。

「砂や砂利をポンプで押してください」

に近いことを頼んでいるようなもん。

この問いかけに対する答えの99.999%は、

「できません」

となる。

ただし、ほんのごく少数、

「やってみます」

と答える人がいる。

そしてその発言を形にしていく人がいる。

※川端工業(福井)の中村さんによる挑戦



「できません」と言うのは誰にだってできる

ほんの些細な違いだ。

「できません」または「やってみます」

角度として0.1度くらいの違いかもしれない。

ちょっとだけ上を向くという姿勢と、

できないと断じ切ってしまう姿勢。

一部の人は「やってみます」と宣言する。

その時点ではまだ現実は変化していない。

ポンプ圧送は無理

という現実は現実のままでいる。

ただ、「やってみます」という発言の先に「実際にやってみる」という現実が生まれる。

「できません」の先にはなんの現実も起こらない。

ただ、できない、という現実が横たわっている。

0に何を掛けても0は0。

できませんはすなわち「やりません」という意思表示。

変化しません。

このまま前に進みません。

このままで結構です。



0が「たった1」になっただけだけど偉大なる変化

もちろん大成功というわけにはいかない。

中村さんいわく問題だらけ。

とても現場でそのまま採用できるような水準ではない。

ポンプの筒先から出てきたそれはとうてい施工に耐えられる製品ではない。

だからといってそれは「失敗」だったのだろうか?

「やっぱ無理」の証拠だったろうか?

まだまだ道半ばだがこの出来事は大きな前進だ。

「絶対無理」

と胸を張っていた人からすればとてつもない非常識に移る筈だ。

通ることすらできないと思っていたことが現実まかり通っている。

0が1になった瞬間だ。


0「できません」に何をかけても「できません」となるはずだが、

1「やってみます」は努力次第で10にも100にも1000にもなる。

中村さんは立証した。


ポンプ圧送による透水性コンクリートの施工。


条件付きながらも「できます」となった。

常識は変化した。

この「できます」の可能性は無限だ。

生コンを、作る人、押す人、使う人があってこそ施工は完成する。

その中で時代の土間コンの常識を標榜する透水性コンクリートが、

ポンプ圧送できるということが立証されたその日は、

確実に未来の人たちからすれば「時代が動いた1日」となるだろう。


僕も時代の当事者として、

「やってみます」

という姿勢を大切にして暮らしていきたい。


生コンでいいこと。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2018/06/02

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