長岡生コンクリート
骨材の再生利用、CO2の削減、コストダウンに

「いつでも見学受付中!」残コンステーション、ソリューション開発

  1. 建設現場における残コン対策:先行モルタル代替ページにリンクするボタン
  2. 建設現場における残コン対策:ホッパ内外の残コンページにリンクするボタン
  3. 生コン工場における残コン対策:残コン・残水・洗浄水ページにリンクするボタン

2020/06/04

「せいぜい1日4〜5回転だったのが多い日には8回転も走ってますよ!」大里ブロック・残水カット

「せいぜい1日4〜5回転だったのが多い日には8回転も走ってますよ!」大里ブロック・残水カット

鉄人・角田さんを擁する茨城県はつくば市の大里ブロック工業では「生コン荷下ろし後に洗浄をしない」を1年近く続けている。現場から戻った際の定番作業「残水カット」にも工夫がなされている。「せいぜい1日4〜5回転だったのが多い日には8回転も走ってますよ!」(大里ブロック木村さん)。



時短が嬉しい人、都合が悪い人。

⚫︎参考記事:「現場最前線の工夫が世界に共有される時代」大里ブロック工業

生コンに従事している人ならばわかるはずだ。

せいぜい1日に4〜5回転の生コン配送が多い日には8回転も走れるようになるという事実。

「チャーター(傭車)も頼まなくなっちゃった」

こう話すのは大里ブロック工業の現業をリードする木村さん。

元々同社では残水カットに多大な時間と労力をかけていた。

生コン車が現場から戻る度にそれは行われ、その度に1回あたり20分もの時間がかけられていたという。

さらに、産業全体の問題だが高齢者が増えた同社では高所で行われる洗浄作業は危険を伴うものだ。

そうした一切が工場からなくなってしまった。

20分の4回転で80分。

およそ1人、1日あたり1時間半の時間が新たに生まれることになる。

「せいぜい1日4〜5回転だったのが多い日には8回転も走ってますよ!」


5AC9A307-31E3-4926-8510-18B10D43F82C.jpeg

特殊混和剤を噴霧器で荷下ろし後に10秒程度ブレードなど生コン付着部分に吹きかけるだけで残水カットという作業は消滅してしまった。

これから迎える夏本番。

高所で10分にも及ぶ洗浄作業が消滅した事実はいかばかりか。


AF74F67E-D8B4-4676-B89D-8232CF780465.jpeg

以前は別の場所でシュートを洗浄(残水カット)していたが、「その時間がもったいない」と木村さんはプラント下に溝を設置することで、荷を積んでいる時間を利用して作業ができるようにした。


01CB32DC-C6C8-4671-8E10-2B260EF45913.jpeg

激減した残水は残コンステーションで処理されこうして再生砕石として新たな役割を付される。

同社ではそれまで廃棄処分していた乾燥スラッジやコンクリートガラを100%リサイクルし、完全クローズドループを達成している。



「時短して都合がいい人ばかりじゃないんです(笑)」

僕なんかには理解できないんですけどね。

同じ作業、少しでも早く終わらせたほうがいいに決まってる。

賢ちゃん(角田さん)もそう。


なるべく早く仕事を終わらせようと思っている人がいる一方、それを都合よく思わない人たちもいる。

「朝から夕方まで必要最低限の時間と労務を提供するだけで、余計な工夫はしたくない」

「早く終わったことによって余計な仕事が回ってきたら面倒だ」

木村さんや角田さんには到底理解できないことのようだが事実そうした人たちがいるそうだ。

そんな環境では仮に若くて才能のある人が入職したとしても途中でいじけてしまうはずだ。

仕事に誇りを持っている人たちが周りの消極的な雰囲気に汚染されてしまう。

片隅の努力が見出されず埋れてしまうことはきっと業界をより良いものにはしないはずだ。

その意味ではインターネット企業間連携の現代、辺境・ラストワンマイルの努力に可能性が広がる。



辺境で生み出された工夫、時短。

その時短はインターネットの波に乗って世界中に共有されていく。

大里ブロックでの時短だけではほんの些細なことかもしれない。

ただ、それは日本全国で3,200工場に広がる可能性を秘めている。

その時、生コン産業はどれほどの時短を達成することができるだろう。

「早く終わった分余計な仕事を回される」

そう考えるのは簡単だ。

ただ、その「何も生産していない時間」がなくなることでその人の可能性が広がるという見方はできないだろうか。

独身の人ならデートに回す時間が生まれる。

趣味に没頭するのもいいだろう。

大切な家族との団欒のひととき。

時間は有限で、貴重な資源だ。

ラストワンマイルで埋もれずいじけているんじゃなくて、その環境で自ら行うことのできる最大限を実践する。


茨城のつくば市で操業する大里ブロック工業で活躍するラストワンマイルたちとの交流で僕は改めて大切なことに気づく。

今の時代、階層や壁に遮られることなく素晴らしい知恵や想いは瞬時に世界に共有されるようになった。

辺境の誰かの情熱は、全く場所の異なる辺境に共有され、誰かの心に火を灯すことができる。

「せいぜい1日4〜5回転だったのが多い日には8回転も走っています」

僕たちにはこの価値を埋もれさせず広く産業・社会に広げる使命がある。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

このページのトップへ

施工実績はこちら

お問い合わせはこちら