長岡生コンクリート
残コン技術フォーラム
骨材の再生利用、CO2の削減、コストダウンに

「2018年の残コン・スラッジ」

「2018年の残コン・スラッジ」

もっとも過酷なテーマだ。

一番目を背けたい。

先程から2018年に寄せる事業ごとの抱負をブログにしている。

シリーズ最後がこのブログ、

2018年の残コン・スラッジ

となる。


下りのエスカレーター。普通にしてても縮小。その低迷の度合いをさらに深刻にしている問題。残コン・スラッジに対しての取り組み。2018年もきっと全国各地の処理場の残コン中でもスラッジに対しての目は厳しくなるだろう。各地の行政判断も僕たち生コンにとって不都合なものに変化していく。


ただでさえ低迷しているというのに。

泣き面に蜂というか。

ただでさえ後ろから崖が崩れて僕たちを飲みこもうとしているのに。

走り終えてようやくほっとできると思ったら、

そこはぬかるみで少しずつ少しずつ僕たちの体を飲みこんでしまう。

残コン・スラッジの本質。

B/S(バランスシート)に表示されない負の遺産。

うちはそれほどでもないよ。

そんな度合いの問題ではなく。

生コン産業全体が抱えているがん細胞。


2017年に始まった残コン技術フォーラム

今年2018年引き続き継続する。

その道程で多くのことを知った。

当り前のように持ち戻されている残コン、

その先で発生するスラッジという厄介なゴミ。

建設産業全体におけるこれら廃棄物の位置づけ。

水の次に流通しているとされる材料「生コン」の負の側面。

成長する市場で光を求めて走るような明るいテーマではない。

できれば目を背けたい。

見なかったことにしたい、そんな問題。

事実大手ゼネコン各位をはじめ、

多くの生コン関係者はこの問題から目を背けている。

発注機関も同様である。


おそらく最も難しい事業

生コンに成長をもたらすために各種事業に取り組んでいるが、

過去を振り返ってみても最も困難な事業がこの、

残コン・スラッジ

という事業だと思う。

アンコンプライアンスや二重三重行政など、

複雑な要因が絡まっているためなかなか前進が見られない。

たまたま運の悪かった事業主体が保健所に指導されたり、

悪い場合には不法投棄とみなされて立件されたりなどしている。

一進一退なんの変化もこれまで生み出されていない。

だからこそ今年も目を背けずがっぷりよつで向き合おうと思う。


残念なことに勝算が全く見えない。

他の事業のように「こうすればこうなるだろう」という勝算がない。

なにから手を付けていいのか全く分からないテーマ。

残コン・スラッジである。

それだけ重いテーマなのだろう。

それだけにブレイクスルーをもたらした時の衝撃は大きいことになる。

大きな車輪ほど動かすのは大変だけど一たび動き始めたらだれにも止められなくなる。

そんな表現がある。

あまりにも重すぎて動かすイメージすら残念ながら思いつかない。

それぞれにそれぞれの地域でこの問題に個別に向き合っている生コン工場。

日一日とそのゴミは積層し、

いつの間にか清算不可能なまでに成長してしまった負の遺産。

変えることのできない習慣。

BSだけじゃなく、PL(損益計算書)も圧迫するようになってくる。

廃棄処理費用の高騰。


とにかく向き合いたいと思う。

本当になにから手を付けていいもんか全く分からない。

残コンリサイクルスタートアップ支援もやろうと思う。

(※残コンリサイクルのプロセスが稼働するまで生コン工場に伴走する事業)

残コン技術フォーラムも引き続き47都道府県すべて回っても、

その後も継続したいと思う。

勉強会などを通して発注機関も巻き込んだ残コンに対しての意識喚起も続けたい。

とにかく全方位でやれることを続けたい。

ただ一つ安心材料があるとするならば、

この取り組みは果たして残コン問題を解決できなかったとしても、

それでも徒労に終わらないということ。

この道程で多くの生コン関係者との共感や関係性が生み出される。

それは僕たちにとって大いなる財産になるものだからだ。


最も過酷なテーマ「残コン・スラッジ」に2018年もわき目も降らずに向き合います。

引き続きのご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。


2018年元旦


宮本充也

宮本 充也

主な著者宮本 充也

1級土木施工管理技士・コンクリート診断士・コンクリート主任技士

趣味:ランニング

他、小松英樹、二見武馬

2018/01/01

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