長岡生コンクリート
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2020/06/17

「自己組織化された辺境が拓く環境コンクリート」目次(原案・2020/06/17)(博士号取得への道 #14)

「自己組織化された辺境が拓く環境コンクリート」目次(原案・2020/06/17)(博士号取得への道 #14)

いよいよ本格的に始まる世界企業MAPEI・東京大学野口貴文教授らとの共同開発は我が国を舞台にグローカルに学会・政財界・建設業界・生コン業界を横断する形で残コンをテーマアップする。本ドキュメンタリーではその模様を逐一記録し、工学博士論文という形でまとめ上げる道すじを追う。以下は、野口先生のフィードバックを踏まえ推敲した論文目次(案)。


「博士論文にはオリジナリティが重要なのでブログ公表は慎重に行ったほうがいいよ」「もしも他の誰かが真似して残コン問題が解決されるなら僕は構わないと覚悟してます。ただ、僕以外に残コンを解決できる人間はいないとも思っています。」「わかった。論文は主従の従、あくまで手段だね。残コン引いてはコンクリートの環境問題を解決しよう」(2020/06/16・ZOOM)



工学博士論文目次(原案・2020/06/17)

文中「※」は野口先生からのフィードバック
「自分で問題点を探し出して、それを解決していくためのプロセスを認識でき、解決策をそこの中で提案できるという素養が身についている人」

⚫︎ 論文題名「自己組織化された辺境が拓く環境コンクリート」
生態系は特定の全体構想の「命令」「統制」に従って循環しているわけではない。インターネットはあらゆる辺境に同時に必要な情報を共有することを可能とた。また、現代は地域や枠組みの異なる多くの同業種・隣接異業種の企業間連携を可能としている。従来の中央集権・上意下達の産業構造が迎えた限界と、新しいパラダイム「インターネットと企業間連携があらゆる辺境を有機的に結びつけ辺境において主体的に変化することで全体として進化する新しい産業」「自己組織化された辺境が拓く環境コンクリート」の探究。https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/3_3.html

⚫︎ 第1章 序論「なぜ50年の歴史を持つ環境コンクリートは汎用化されないのか」
環境コンクリートに基づいて産業構造を論じていく。
これまで産業は中小企業支援法、中小企業等協同組合法などの成立により生コン産業の主たる担い手である中小零細の生コン工場の保護政策が敷かれ70年の歴史を数えている。
※論文で用いる用語「辺境」「中央集権」「全体構想」などの定義を行う。
※環境問題は昔からローカルな問題(地産地消)と言われている。それをコンクリートの世界で実践する論文。
1.1 本研究の背景「地球は困っても産業は困っていない」
50年の歴史を持つ環境コンクリートが一向に一般化されないことへの課題設定。
https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/11_12.html
1.2 本研究の目的「産業の再定義と新技術開発プラットフォームの構築」
これまでの中央集権的な全体構想が求める「命令」「統制」から形成された産業構造「縦割り」「階層」によるマネジメント(ガバナンス)の限界を示す(協同組合体制が阻害する技術革新などの事例)。
新しいパラダイムとして「自己組織化」を志向する流動的産業構造における環境コンクリート開発プロセスの可否について具体例を示しながら検討を行う。中央集権が敷かれづらい具体的・実際的な辺境の問題として「残コン」を取り上げ、辺境で解決がなされている事例を中心に据えつつ、それらが示す新たなパラダイムに基づく産業構造(ハードウェア)を駆動させる文脈(OS)を模索する。本研究の目的は自己組織化された辺境がイノベーションをリードする流動的な産業構造を構築するまでの要素を分析し実践することで環境コンクリートにブレイクスルーを産み出す。また、そのあり方が達成された暁(第3章)にはどのような社会が具現化するのかを定量的に示す。
1.3 本研究の社会的意義
※結論への示唆「この研究がいかに社会に役立つか」を述べる。結論(第6章)とは目的に向かって論じた提案が具体的になった(達成した)とすれば社会的意義を持っていると認めてもらえることになる。読み手が読みたくなる結論について仮説しておく。
1.4 本論文の構成
各章・各節ではどのようなことが述べられ、それぞれがどのように関連しているか(ストーリー)を明らかにする。

⚫︎第2章 既往の環境コンクリートの研究や経緯の振り返り
2.1 概説
全体構想が縦割りで階層的な産業構造を用いて生み出されてきた各種環境コンクリートテックグループとその共通点そして限界について残コンの特異性を示すことで論じる。
※問題「これまでの環境問題に対して何が起きて何が問題として起こっていて、何をこれからやらなければならないか」を明らかにすることが2章の役割であり、その過程で「残コンの地位向上」が導き出されていく。
2.2 コンクリートの環境問題
コンクリート産業の環境負荷とそれがテーマとして取り沙汰されてきた歴史。
2.3 環境コンクリートテック概観
環境コンクリートに関する具体的な既往の取り組みについて、それが問題提起され研究領域として拡大し市場が成立するまでのプロセスを横断的に検証することにより導き出される旧来の産業構造を支えているパラダイム「中央集権」「上意下達」を示し、辺境の問題である残コンを見据えた上での限界を検証する。
2.3.1 高炉スラグ
2.3.2 フライアッシュ
2.3.3 各種スラグ骨材
2.3.4 コンクリート塊
既に成立している再生骨材コンクリートの規格(JIS A 5021~5023)とその担い手相互の間にある溝(二項対立)と利権化の懸念。超越・統合された枠組みの必要性。
2.3.5 回収骨材
2.3.4 従来の開発プロセスの共通項と限界
普及の進まない回収骨材JIS規格に象徴される問題点や環境コンクリートテックの限定的な普及は、発注機関(行政・特定の全体構想)主導による「命令」と「統制」を主軸とした開発パラダイムに原因がある。辺境は頭脳(特定の全体構想)が指示した命令に従うあるいは従わない(組合員または員会社など)という二者択一を迫られて来た。辺境の主体性が許されない枠組みの限界を論じる。
2.3.5 残コン(戻りコン、脱水ケーキ)
古くて新しい問題としての「残コン」という問題の特異性と上述環境コンクリートテックとの違いについて論じる。未だに公に見出されることのない残コンを契機とした環境コンクリートのブレイクスルーを示す。
2.4 まとめ
既存産業構造の限界(「特定の全体構想」が認知し得ない課題は課題として認知されず、社会問題としても取り扱われない)を示し、50年の歴史を持つ環境コンクリート研究の延長上ではなく、現代のIT(インターネット、企業間連携)を前提とした新しいパラダイムによる環境コンクリートのブレイクスルー(汎用化)の可能性について示唆する。

⚫︎第3章 辺境の環境コンクリートテック「残コンソリューション」
3.1 概説
公的な位置づけを持たない(3省庁を跨ぎ公式な位置づけの無い)残コンに関して説明する。
辺境では具体的に解決・完結している事例をいくつか示すことにより、環境コンクリートの技術的開発プロセスの要諦を示す。それは、辺境において環境変化に応じてあらゆる工夫を示す取り組みと、インターネットと企業間連携を通じて縦割り・階層的なルートを辿らず情報共有を行なっている事例の説明。
3.2 古くて新しい問題「残コン」について
3.2.1 残コンの実態(公的位置づけ、廃棄方法、廃棄量など)
3.2.2 残コンの環境負荷
3.2.3 残コンの位置づけに関するこれまでの経緯
3.2.4 既存パラダイムで運用される産業構造の限界
3.2.5
3.3 ガイドラインのない「残コン」問題の解決事例(IT、企業間連携)
※以下に登場する事例それぞれの区分を明確にし、軸のぶれた乱雑な引用臭にならないように注意する。さらに、技術的な内容となるため「なぜ成功したのか」「なぜ失敗したのか」を定量的・具体的な理由と共に示すことで信頼性が高まる。
※辺境の技術とは言え、優れたもの、キラリと光るものであれば、それを共有(規格化)して地域特性に応じた形で展開する方策もありつまり制度そのものを変えていく必要性を論じる(4章に接続)。
3.3.1 残コンステーション(長岡生コンクリート)
3.3.2 脱水ケーキ由来の下層路盤材(白石建設)
3.3.3 残コン由来の再生生コン(大分総合建設)
3.3.4 スラモル(金子コンクリート)
3.3.5 残コンブロック(泰慶)
3.3.6 アウトレット生コンマッチング
3.3.7 セルロース系瞬間吸水材を用いた現場での再利用(グロースパートナーズ)
3.3.8 荷下ろし後洗浄しない生コン車(大里ブロック工業)
3.3.9 その他失敗事例との比較(乾燥スラッジ他)
3.3.10 《参考》ラストワンマイルたちによる透水性コンクリート(生コンポータル)
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/jis45.html
3.3.11 まとめ 辺境の集積「ボトムライン」を市場と顧客と捉えた開発
従来の産業廃棄物と様相の異なる残コン問題解決策の生成過程から導き出されるのは、特定の全体構想による「命令」「統制」プロセスではなく、環境の変化(廃棄物高騰圧力、コンプライアンス圧力その他)にさらされた辺境がITや企業間連携を通じ努力することによって生み出されたプロセス。また、これらプロセスは、トップラインではなくボトムラインにフォーカスする(地産地消)ことで、資源循環を達成している点を強調する。https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/4_2.html
3.4 まとめ
点(辺境)では完結しているこうしたプロセス・知恵は現在全体(産業構造の隅々)に見出されることなく埋もれている。インターネットと企業間連携はこうした事例を産業の隅々(あらゆるセクター)にまで共有可能であり、全体としてこのようなプロセス(残コン)を実装することで、50年来ブレイクスルーが起きない環境コンクリートテックは新しい局面を迎える可能性について示された。こうした前提を踏まえ、4章では既存産業構造の再定義(既存セクターを新しい役割で捉える)を実践に移すことで技術の普及を支える制度的枠組みの必要性を論じる。

⚫︎第4章 辺境が見出され自己組織化を志向する産業構造(システム)が創り出す環境コンクリートの実践
(Plan, Do)
※4章は社会を相手取った実験。社会システムとして実践を伴う形で進めていく。失敗した実践は、「仮説が間違っていたのか」「仮説は正しかったのだけどプロセスや社会の中での別の力が働いて阻害されたのか」という点をきちんと明らかにする。
4.1 概説
第3章までに示された残コン問題解消プロセスを全体論として適切に捉え、あらゆるセクターに自己組織化を志向した機能と役割を期待する実践。産業構造を構成する各セクターは環境コンクリートが適切に見出されるためのそれぞれの新たな役割を自覚することで、環境コンクリートテックの普及は加速する。残コン問題を解決するための建設・コンクリート産業のあり方、政府及び公的機関は辺境の問題についてどのように関わるべきかを提案する。
4.2 他産業における類似事例について「石綿」「建設発生土」「その他」
4.3 あらゆるセクターにおける残コンに関する具体的取り組み
4.3.1 残コン技術フォーラム
4.3.2 NETIS取得について
4.3.3 規格化(学会)への取り組み
※テーラーメイドな制度が許容できるシステムでなければ環境コンクリートは成り立たない。MAPEIとの共同研究の内容が盛り込まれる。
※先行事例としてJIS A 6209「火山ガラス微粉末」の紹介など
4.3.4 ゼネコン主導「(仮称)残コン協議会」
※生コンポータルと野口先生が共同する実践。
4.3.5 インターネットを通じた取り組み
トップラインではなくボトムライン、入り口(開発)ではなく出口(市場)にフォーカスする既往の取り組みについて。
4.3.6 グレーゾーン解消制度の適用
4.3.7
4.4 まとめ
上意下達とは違った新しい産業構造を整備した結果残コン問題が適切に見出され辺境の取り組みはインターネット・企業間連携を通じて共有され、辺境での変化を頭脳(規格行政)が適切に全体共有(規格化・制度化)することで残コン問題の解消、ひいては環境コンクリートの一般化の道筋が開かれることを示す。
 
⚫︎第5章 残コン問題解決に向け社会システムの提案及びその検証
(Check, Action)
3章技術的、4章制度的ブレイクスルーがもたらした結果を示す。
※3・4章での実践における波及効果「制度・技術の両輪が動き出し技術が普及した暁に何が起きたのか」をまとめる。執筆者の提案がもたらした社会の改革が実際にはどの様な形で現れたかを示す。
 
⚫︎第6章 結論
論文の目的(1章)が達成されたかどうかについて論ずる。さらには将来への課題。国土が狭く、資源に乏しく、超高齢化社会の最先端を行く我が国が必然的にブレイクスルーを拓く残コン問題ひいては環境コンクリートテックの汎用化は広く世界に範を垂れるべきテーマ。国際標準化を臨んだ際に立ちはだかる課題について。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
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