長岡生コンクリート
骨材の再生利用、CO2の削減、コストダウンに

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残コンとは #3 「埋もれるソリューションの群」

残コンとは #3 「埋もれるソリューションの群」

ここではあらためて19年向き合ってきた残コンという存在について解説したいとおもう。「残コンとは」。#3「埋もれるソリューションの群」。



埋もれる残コンソリューションの群

#2(http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/_2_1.html)では省庁跨ぎであり民間にとってもアンタッチャブルな残コンの性質を紹介した。

とはいえ、その問題は目を背けて安穏としていられる性質のものではない。



130億立方メートル。

世界で流通する生コンクリートだ。

「水の次に流通する」と言われるインフラ資材。

立ちくらみを覚えるそのボリュームは全て地球を削って生産されている。

主原料(セメント・骨材)である石灰岩は50年で枯渇してしまうとされている。


年々激しさを増す日本列島を襲う台風。

水災害。

異常気象。

荒れ狂う自然に対抗するため、さらに自然を傷つける、無限のループ。


そして、4億立方メートル。

地球を削って生産された生コンクリートが使われることないまま廃棄されている残コンの数量。

残コン(生コンスラッジ)は削った大地をさらに汚す。

人類の営みが生み出した生コン、残コンという問題は、現在イノベーションが生まれることもなく、変わらず有限な地球を削り、汚し続けている。

この現場にブレイクスルーは訪れないのか。



一部民間を主体に運用されているソリューションの群。

http://www.nr-mix.co.jp/econ/

省庁間の均衡や民間の恐れを尻目に一部で残コン(ないしは生コンスラッジ)を再生する技術革新は生まれている。

それぞれのメーカーや供給者はその信を市場に問う活動をしている。

中には完全再生(クローズドループ)を果たしている技術も少なくない。

これら技術に光があたり産業全体に浸透する。

そうすれば、生コン産業は必要以上に地球を削らなくて済む。

無闇に大地を汚すこともない。

貴重な水資源も汚染を免れる。

シナリオはできている。

なのに、物語は始まらない。

せっかくの民間各社の努力はまるで無いかのように無視されている。

その理由は産業全体が残コンがそもそも無いかのように振る舞っていることに原因がある。



ルールが無ければゲームは成立しない。

仮にゴルフというゲームが「クラブを振って1回でも少なくボールをホールに入れた人が勝ち」というルールがなかったらどうだろう。

あなたは山奥のだだっぴろい芝生でボールとクラブを渡される。

さあ、ゲームをしてください。

そう言われても途方に暮れてしまうはずだ。

残コンを取り巻く現状はいわば、ルールのないゲームだ。

ルールがないのでみんな途方に暮れてしまう。

いくら、「ブレない打ち方」や「よく飛ぶボール」が売り出されても、ルールが無ければそれらは売れないだろう。

ルール、つまり市場が整備されることなく、残コンという問題は解決を見ない。



市場創造への2つのアプローチ。

実際に求められている価値としての残コンソリューション(ゴルフの例でいうところの「ブレない打ち方」「よく飛ぶボール」)。

それらが実際に価値として認められ流通する。

そのためには、具体的な2つのアプローチが必要となる。


1つ目のアプローチは、すでに始まっている「まず、やってみる」という実践。

誰かがゴルフを始めてみない限りは、ゴルフというゲームは成立しない。

そして、2つ目のアプローチはゴルフに例えれば「日本プロゴルフ協会」のような公的な位置づけ、産業としての地位、を得ること。

つまり、政府や公的機関へのロビー活動。


この両輪が回ってこそ、ルール(市場)は制定され、多くのプレイヤー(サプライヤー)は市場に流入し活性化されることによって残コンソリューションは劇的に進み、やがてはクローズドループが産業全体に浸透する。

今必要なのは、活動家となって特定の企業や法人を弾劾することではない。

日々の地道な実践とロビー活動で市場を温めること。

ソリューションを持っている同士がお互いにいがみ合うフェーズではない。

#4以降ではそんな、民間各社の実践、そしてロビー活動について紹介したい。


(#4につづく)



宮本充也



(シリーズ「残コンとは」)
#1 「残コンはあるのに無いもの」
#2 「『活動家』であってはならない」 
#3 「埋もれるソリューションの群」 
#4 「勇気ある民間企業の実践」 
#5 「いよいよルール化」 
#6 「残コンとは果たして何なのか?」
#7 「価値に換算できなければならない」
#8 「多様性の時代におけるアプローチ」

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2019/10/12

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