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残コンとは #4 「勇気ある民間企業の実践」

残コンとは #4 「勇気ある民間企業の実践」

ここではあらためて19年向き合ってきた残コンという存在について解説したいとおもう。「残コンとは」。#4「勇気ある民間企業の実践」。



勇気ある民間企業の実践

#3(http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/_3_1.html)では残コンに関わるルールの整備、市場の創造の必要性について説明した。

必要な活動の1、民間企業の実践。

ルールが整備されるためには、まずは残コンに果敢に挑戦する民間の当事者の存在が不可欠だ。

グレーでどこに落とし穴があるかもわからない状態でも残コンを直視し向き合う民間各社の群像。



数ある残コンソリューション。

一口に残コンといってもその発生元はいくつかある。

まず、「絶対に残コンになる生コン」「残コンになるための生コン」。

通しモルタル(先行モルタル)だ。


生コン打設が大規模や高所に及ぶ場合「ポンプ圧送」が採用される。

その際生コンに先行して1:3モルタルと呼ばれる配合の生コンが誘導剤として用いられる。

その0.5m3に及ぶ生コンは型枠内に打設できない(異種配合であるため)。

つまり、「絶対に残コンになる」ことがわかっていてわざわざ製造・配達され危険作業を伴う「ポンプ戻し」で生コン車のドラムに戻される。

・危険作業(労災)

・廃掃法抵触の懸念

・現場作業の複雑化

先行モルタルに関わる「残コン」が孕む上記の問題解決策にここ数年民間各社の「先行モルタル代替材」の技術革新が見られる。

(モルタル代替技術:http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_377.html



続いて、発注された生コンが余剰となって生コン工場に持ち戻されるもの。

(厳密に「残コン」、「戻りコン」という区分があるがここでは同一のものとする)。

場合によっては1台満載が5台〜10台というボリュームで余ることもある。

これらはもちろんそのまま他の現場に転用というわけにはいかないため、そのまま生コン工場に負担を強いることになる。

特徴は、大量に余るということ。

都市部ではその大量な流動物質(残コン)を処理できるスペースがなく、さらに処分場の確保が年々困難となり処分コスト・労働環境の両面で企業経営を圧迫している。

地方においてもその処理が不透明であり、環境負荷も懸念される。

(本来は生コンスラッジとして処分すべきところをコンクリートくずと騙って処分するなど。処分費用は10倍違うためこうしたことが生じる)

こうした大量に発生する生コン工場にとっての残コンに関しては多くのアプローチが開発され中には完全クローズドループを実現している例も少なくない。

(生コン工場の残コン対策:http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_380.html



そして、最後は建設業者にとっての残コン。

特にこの問題は一部地域によっては混乱も生じている。

基本的に残コンの所有権は納品された時点で荷受け人(元請け建設業者)に移る。

ただ、そうなると持ち戻される生コンが廃棄物になってしまう懸念から一部地域では「荷下ろしされた生コンは廃棄物、汚泥」という見解が示されている。

荷下ろしされた生コン。

つまり、生コン打設が終了し、ポンプの配管内部やホッパーに残された残コン(ポンプ戻しのモルタルも含む)。

「荷下ろしされた残コン」はポンプ戻しで生コン工場に持ち帰らせたり悪い場合にはポンプ車に積ませたまま場外に追い出すなどが問題となっていたが、この慣習に対する周囲の目は年々厳しくなってきた。

こうした「荷下ろしされた残コン」つまり比較的少量の残コンの取り扱いに関してもいくつかのアプローチが存在する。

(残コン改質剤:http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_378.html


そして、そんな残コン改質剤はダイレクトに元請け建設業者に負担を強いる。

そのため、監督官庁が「ないもの」としてもいやでも目に飛び込んでくる。

そのことで想定もしなかった朗報が1つ生み出された。

残コン改質技術が国交省の新技術登録制度NETISに登録される見込みとなった。

http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/netis_1.html

生コン工場、圧送業者の痛みは感じられないが、自分自身(元請け)の痛みはよくわかる。

「他人の腹痛は知らんけど、自分の腹痛はなんとかしたい」

こうして民間企業の多くがそれぞれにそれぞれの文脈で技術革新を進めていた残コンに図らずもブレイクスルーが起きた。

公的文書(NETIS)に図らずも残コンの文字が記載される。

ここをきっかけに、全ての残コンが注目される流れを作っていきたい。

元請だけじゃなく、下請けの腹痛にも理解を示してもらう。



#5では両輪のもう1つ、いわゆる「ロビー活動」政府や公的機関への働きかけの重要性や事例に関して。

ルールや市場が創造されるためには公的な位置づけが必要だ。

その最前線と未来予想図について取り上げたい。


(#5につづく)



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2019/10/13

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