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残コンとは #7 「価値に換算できなければならない」

残コンとは #7 「価値に換算できなければならない」

ここではあらためて19年向き合ってきた残コンという存在について解説したいとおもう。「残コンとは」。#7「価値に換算できなければならない」。



価値に換算できなければならない

 #6(http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/_6_1.html)では国がいよいよ残コンを認知し適正に運用がされる未来予想図を論じた。

その時に必要なのは「経済」。

先立つもの。

無い袖は触れないのだ。



これまでなかったものとされてきた残コンが適正に処理されることでどんな価値がうまれそれは一体どれほどの具体的な利益をもたらすのか。

仮にその答えが「わかりません」だった場合。

そんなおままごとに付き合う者はいない。

国が予算を当てるからには確実な成果。

それも利益として換算できる具体的なものが必要不可欠となる。


「現場最前線の人が苦しんでるんです!」

「労災で障がいが残った人を知ってます」

「地球環境を汚してる!」


こうした主張したとしても国は動かない。

その手の陳情は枚挙にいとまがない。

いちいちを相手にしていられない。

仮に正しい事を主張していたとしても。

世間を巻き込むにあたってはそれ相応の目に見えた成果を計算しておかなければ国家は動けないのだ。

その具体的な目に見えた成果とはなにか?



CO2発生量という定量的なものさし。

以前、「CO2排出権を買ったり売ったりできる」なんて話があったのを覚えているだろうか。

排出取引(はいしゅつとりひき、英語:Carbon emission trading)とは、各国家や各企業ごとに温室効果ガス排出枠(キャップ)を定め、排出枠が余った国や企業と、排出枠を超えて排出してしまった国や企業との間で取引(トレード)する制度である。排出権取引排出量取引ともいう。京都議定書第17条に規定されており、温室効果ガスの削減を補完する京都メカニズム(柔軟性措置)の1つ。

排出取引の方式は主に2種類ある。キャップアンドトレード (Cap & Trade) と、ベースラインアンドクレジット (Baseline & Credit) であるが、多くの排出取引で前者が用いられている。

(Wikipedia)


CO2発生量とは貨幣価値に換算できるものさしなのだ。

残コンを適正に処理しさえすればどれだけCO2発生を抑制できるか。

それさえ論証できれば残コンを再利用する大義名分が生まれる。

「やったほうがいい」

から、

「やらなければならない」

に変化するのだ。



CO2発生量に関する研究。

#1(http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/_1.html)でも論じたように、我が国では残コンという存在が公的に認識されていない。

公的に「ないもの」となっているものに対して研究などあろうはずがない。

一方海外に目を転じれば少ないながらも多少の論文を見つけることができる。

そのうちの1つが当社ビジネスパートナー、イタリアはミラノの多国籍企業MAPEIの上級研究員Giorgio Ferrari博士の手によるものだ。

http://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/1000tco21000m2.html

(Giorgio Ferrari博士らの研究によれば残コンの適正処理はCO2抑制に効果があることが立証されている)。

国内では望むべくもないこうした学術発表は広く世界に目を転じればまだまだ見つかるかもしれない。



最終処分場への負担もものさしとなるかもしれない。

イタリアも日本も海洋国家で国土が狭い。

どちらも最終処分場の確保は目下の課題だ。


一方残コンは廃棄されるその大半が生コンスラッジとして最終処分場に埋め立てられている。

こうした廃棄物を抑制することで得られる経済的価値。

これも、物事を前に推し進める一つの指標となるかもしれない。

そして、他にも。

英知を結集し議論が沸騰すればそれだけ多くの人たち関心が寄せられる。

まだまだ他にも残コン問題を解消した場合の価値は算定できるはずだ。



日本が世界に先駆け水の次に流通する材料「生コン」の負の遺産「残コン」の再利用に道筋をつけるべき。

僕はこれまで一貫してそう主張してきた。

先進国の中では最も早く超高齢化社会を迎える日本。

時代の文脈が大きく変化する。

産業に求められるものも変化する。

マイナス成長。

クローズドループ。

今はまだ光の見えない問題ではあるが、キャズムを迎え解消される日があることを信じている。

#8 最終章では残コン問題解決に必要な要素を概観する。


(#8に続く)



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2019/10/16

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