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残コンとは #8 「多様性の時代におけるアプローチ」

残コンとは #8 「多様性の時代におけるアプローチ」

ここではあらためて19年向き合ってきた残コンという存在について解説したいとおもう。「残コンとは」。最終章 #8「多様性の時代におけるアプローチ」。

#1 「残コンはあるのに無いもの」
#2 「『活動家』であってはならない」
#3 「埋もれるソリューションの群」
#4 「勇気ある民間企業の実践」
#5 「いよいよルール化」
#6 「残コンとは果たして何なのか?」
#7 「価値に換算できなければならない」
#8 「多様性の時代におけるアプローチ」



多様性の時代におけるアプローチ

#7(http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/_7.html)では社会問題として残コンを位置づけ全体として解決に結びつけていくためにはその成果を測る物差しが必要だと主張した。

全てが整い残コン解決へと向かう。

どのような方策が求められているのだろう。

最終章「多様性の時代におけるアプローチ」。



様々な価値観が同時代に存在する。

多様性の時代に残コンにとっても何か単一な方策が求められるのだろうか。

情報格差が前提にあった旧来の社会システムではそうかもしれない。

ただ、ITの現代産業を概観すればあらゆる法人や個人がこの「残コン」に関する問題意識を実践に変換し発信している。



5年前。

あるスーパーゼネコンの重役の言葉。

「宮本君。あまり騒ぎ立てて欲しくないんだよ、残コンて問題はさ。みんな、恐る恐るやってるんだ」

臭いものには蓋。

彼らが最も恐れていること。

生コンや圧送業の反乱。

荷下ろし終了後、どこぞの街路で残コンの不法投棄。

伝票が一旦受理されている以上、的になるのは生コンでも圧送でもなくゼネコン。

いつ爆ぜるともわからない爆弾に恐れる。

きっと誰かが持ってる時に爆ぜるさ。

俺じゃない。

当事者意識は希薄。

ババ抜きのババの押し付け合い。

部屋の中の象。



隔世の感がある残コンに対する意識の変化。

図体が大きく官僚主義的な階層構造を持つゼネコンですらこのところの変化には目を見張る。

残コンソリューションのNETIS登録に協力したのはそんなゼネコン各位だ。

(戸田建設、鴻池組、東亜建設工業、青木あすなろ建設など)


以前はババ抜きのババだと思っていた残コン。

捉え方を変えればチャンスになるとわかったのだ。

「他社が逃げ腰ならうちは積極的に取り組もう」

それは差別化となり市場の評価を得ることになる。


#5ではいよいよ国を挙げて認知する道筋ができたことを紹介した。

過去に比べて「お上」のリーダーシップは相対的に低くなっているように思う。

誰か特定の全体構想が強烈なリーダーシップとマネジメントを発揮しその他大勢が付き従う。

そんなモデルは過去のものになろうとしているようだ。

残コンに対して心根で誰もが感じている思い。

法令違反の不安。

大地を汚している。

山河を削っている。

これ以上環境を汚染したくない。

そんな想いはそれぞれの役割に応じて実践につながっていく。

それはさながら生態系でそれぞれがそれぞれに環境変化に反応を繰り返す自己組織化された産業構造。


生コンの担い手は一部であるにせよ残コンを再生した生コンを市場に供給している。

そうした生コンは新小売(ネット通販)に接続を試みている。

経済産業省の規格化が待たれる。

徐々に残コンに関する技術論文の発表が増え始めた。

各地の生コン組合は「残コン発生時の対応」を明文化しゼネコンや建設会社に要求を出し始めている。

規模は小さくとも件数は最も多いハウスメーカーもこの問題を無視できず模索し始めているようだ。


これまで論じてきたように位置づけのない残コン特有の問題というべきか。

多様な実験が産業の隅々で行われない限り問題解決に至らない。

それら1つ1つの活動は点で展開されあるいは関連性が薄いようにも見える。

ただ、これは時残コンの真実なのかもしれない。

世界規模では4億m3と巨大でも、その発生の一々は非常に些末で小さな点でしかない残コン。

それらは産業全体からは滓のような問題で顧みられる必要のないものだった。

既存産業の階層構造では底辺・辺境の声は見出されない。

ITで流動製(多様性)の高まった現代だからこそ、ラストマイルの声「残コン」が問題視されるようになったのだ。


19年向き合ってきた残コン。

いよいよ多様性の時代は多様なアプローチで誰か特定の意図のもとではなく全体論として解決に向かおうとしている。

もちろん、その交響曲を奏でる1人の奏者として僕も素敵な音色を奏でたい。

指揮者のいないオーケストラの演奏は残コンを問題から機会へと変えてしまうことだろう。

日本で機会として捉えられた残コンは飛躍的スピードで世界に溢れ出す筈だ。

日本が現代特有の問題「残コン」にイノベーションを起こす。

年間4億m3の知られざる環境汚染。

それらは適正に環境に還元されるのを待ちわびている。



多様性の時代におけるアプローチ。

それは何か単一な形をとっていないようだ。

残コンに関わる全ての個人や法人がその都度全力で反応する。

その集積が具体化する未来の出現を僕は待ちきれないでいる。

僕も、あなたも、当事者なのだ。

お互いに最高のパフォーマンスで楽しもう。

セクシーに行こうぜ!


(シリーズ「残コンとは」完)



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2019/10/17

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