2017/06/11
「早く家に帰ってお孫さんとの時間が長くなったり」 残コン・モレステ・セルドロン・IWA・全圧連・i-Con

残コンのことを毎日考えている。
ここ10年は間違いなく残コンのことを考えない日はないだろう。
それだけ残コンについて考えている。
毎日サンコンのことを考え続けている人はいるだろうか?
おそらくいるだろうけれど、
毎日残コンのことを考えている人とどちらが多いだろうか。
・サンコン → 約 369,000 件
・残コン → 約 8,910,000 件
上記がGoogle検索の結果であるため、
残コンのほうがサンコンよりも社会的認知が進んでいる様子がうかがえる。
これはとてもうれしいことだ。
生コンブログの始まりである。
「生コンニチハ、残コンニチハ、そして、i-Conニチハ」
お馴染みのだだ滑りから始まった僕のプレゼン。
GNN第20回技術勉強会 in 長野
※写真は大林組杉浦伸哉氏のプレゼン、「i-Construction×生コン」
「継続的カイゼン、キセイの打破」
という象徴的なキーワードが示された。
冗談はさておき僕は切々と皆さんに語り掛けた。
残コンに関して当事者になろう。
サンコンに関する当事者にはなれないかもしれない。
サンコンさん本人しか当事者ではないからだ。
ただ、残コンに関しては当事者になれる。
他人事ではなくて自分事として向き合うことができる。
その残コン、誰かに押し付けていないだろうか?
現場からきちんと搬出して処理しなければならないその残コン。
適当に埋めちゃったりしていないだろうか?
わかってはいるけれどみんなやってるから
そんな気持ちで見て見ぬふりしていないだろうか?
生コン打設が終わってポンプのホッパー内に余っているそれ。
本当は適切な処理をしなければいけないのは知っているものの、
なんとなくポンプ屋さんのご厚意に甘えたりしていないだろうか?
上層部の反応はすがすがしい。
「うちはやってない」
そんな上層部を尻目に実際は横行していますね。
残コン処理のせいで帰るのが遅くなっていないだろうか?
「仕事だから」
自分に言い聞かせて、
根本に目を向けることなく枝葉に翻弄されていないだろうか?
1日3時間も重機に載って前日薄く広げた残コンを砕いたりしてないだろうか?
仕事とは他人を喜ばせる成果を生み出すこと。
残コンを砕く行為で誰かを喜ばせているだろうか?
根本を見つめよう。
残コンにきちんと向き合おう。
当事者になろう。
残コン技術フォーラムでは今年度中に全国47都道府県をめぐる。
残コンについて人の道を説いて回る。
そんなつもりでいる。
・6月3日(土) 山形@ヤマコン https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_104.html 済み
・6月9日(金) 長野@ビックハット https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/_gnn_7.html 済み
・6月14日(水) 名古屋(愛知)@伊藤商店 https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_102.html
・6月15日(木) 三重(四日市)@イワノ工業 https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/_iwa_7.html
・6月21日(水) 横浜
・6月24日(土) 金沢@金沢生コン https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/_in_iwa.html
・6月30日(金) 神戸@泰慶 https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/_in_3.html
・6月末日~7月上旬 岡山@白石建設 未定 ※アジェンダ未配信
・7月 未定 札幌 ※アジェンダ未配信
・7月21日(金) 仙台@タイハク利府工場 ※アジェンダ未配信
・7月28日(金) 香川 ※アジェンダ未配信
・8月17日(木) 群馬 ※アジェンダ未配信
※詳細については当WEBサイト内記事(検索エンジンあり)または宮本(090-1729-9893)まで
(2017年5月25日現在、随時追加予定)
「なんで、お前がやるの?」
そんな声が聞こえてきそうだ。
ただ、冒頭にも書いたように、
10年毎日残コンのことを考え続けた人
としての使命感のようなものを感じている。
そしてそれに共感してくれる仲間たちがいる。
i-Construction×生コンの現代、
キセイ→壊すもの、変えるもの。
(※大林組杉浦氏のプレゼンで感銘を受けた点)
「○○だから仕方ない」
そんな言葉は他人事としている証拠。
残コンは生コン従事者である以上絶対に、
自分事
もしかしたら共感してくれる人が少ないかもしれない。
この僕の発想は間違っているかもしれない。
ただ、とにかくやり抜いてみたい。
その先に、「キセイの打破」があって、
残コンに困る人がいなくなって。
早く家に帰ってお孫さんとの時間が長くなったり、
独身の年頃のお兄さんが彼女と過ごす時間が増えたり、
この僕たちの道程の向こう側にそんな生コン業があったら。
僕は心から喜ぶことだろう。
そんな生コン業を作るのは僕も含めた生コン従事者。
残コン技術フォーラムに寄せた思いはおおむねそんなところだ。
※生コンピタゴラスイッチ(以下)でも示された残コン処理技術