長岡生コンクリート
骨材の再生利用、CO2の削減、コストダウンに

残コンステーション事業化ドキュメンタリー pt1(コンプライアンス)

残コンステーション事業化ドキュメンタリー pt1(コンプライアンス)

廃棄物ではない残コン受け入れを業として成立させるための取り組みの一部始終をドキュメンタリーとして公表する。



弁護士 〜〜 様


ご連絡ありがとうございました。

面談の前に新事業に関するご相談内容の概略をご案内いたします。

内容は、「残コン」に関することです。

残コンとは生コンクリートが現場に届けられ利用されない余剰の生コンクリートのことを指します。

現状この余剰の生コンクリートに関しては法律的な位置付けがなく、70年の商習慣は生コン工場が余った生コンを工場に持ち帰るのが一般となっています。


建設現場で利用され不要となった製品は、「廃棄物」とみなされるのが一般ですが、建設現場で大量の余剰生コンを排出するのは現実的ではなく、「マニュフェストを交付されることなく」現場から排出されています。

そのため、廃棄物とは指定されず、その所有権が論じられることもなく、今に至っています。

本来所有権は伝票が交付され購入者(建設会社など)に移転しているものですから、残コンの処分の責任者も購入者であるはずです。

ただ、現実はその残コン処分の負担は一方的に生コン側に押し付けられているのが現状となっています。



さて、この残コンは生コン工場に持ち戻されると、


・大量の水を用いられ施設(圧搾機のようなもの)で圧搾され廃棄物として埋め立て処分

・翌日固まるまで放置され重機で破砕・ガレキ類として処分

・型枠を用いられブロックとして再利用・販売

・その他(再利用各種)


のように処分されています。

再生利用は限定的であり、大半は産業廃棄物として処分されているのが現実です。

この処分費用は年々高騰の一途を辿り生コン経営を逼迫しており、法的位置付けを持たない残コンの存在感は日増しに増大しています。

とある生コングループの年間の処分費用は10年前1億円程度だったのが、現在は4億円に迫る勢いとも伺っています。

この残コンの位置付けに関しては関係省庁への陳情なども現在並行して行っています。



ご相談内容はその残コンの受け入れを業とする事業モデルのコンプライアンスについてです。

顧客を生コン工場として、こうした残コンの処分を代行する事業とする予定です。

類似事業として残土受入業を参考としています。

残土(建設発生土)とは建設工事に伴い発生する掘削土の一時受け入れ(保管)を業とする業態で、残土に関しては建設リサイクル法の中で明確に建設副産物という位置付けを得ており、廃棄物ではないため、中間処理・最終処分などの廃掃法上の許可が必要ありません。

よって、排出事業者はマニュフェストも交付しません。

残コンと違うのは法的位置付けが明確であり実際に支出を建設業者に迫る存在であるため、発注官庁できちんとコストとして積算されているという点です。

残コンは「実際はあるにもかかわらず公共資料上ではないことになっている」存在です。

この点については将来きちんと積算に加えていただけるよう並行した活動を予定しています。


さて、法的位置付けが有ろうと無かろうと現状は残コンは廃棄物ではないというのが解釈です(各地保健所に判断は委ねられている)。

今後主要都市の保健所を訪ね、

1)残コンが廃棄物ではないことの確認

2)建設副産物であることの確認(残土と同じ位置付け)

3)残コン受け入れ業開始の通知

を行う予定です。


長くなりましたが玉虫色で場合によっては廃棄物とみなされかねない残コンを取り扱う業を進めるにあたり備えておくべき法的裏付けなどについてご相談に伺いたいです。

以下に参考になるで有ろう記事をご案内いたします。

http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_387.html

http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_390.html

http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_392.html


ちなみに訪問日程ですが、

・5月29日(水)

・5月30日(木)

のいずれも夕方(16時以降)はいかがでしょうか。

本件につきましても引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。


なお、本取り組みの一部について、実名など個人が特定されない範囲でブログとして利用させていただきたく存じます。

そのことで少しでも多くの業界あるいは業界外の人たちの関心を集め1日も早く残コンという問題を解決する一助となるのではとの思いからです。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

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1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2019/05/07

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