2017/08/23
「強い思いが埋もれている」 残コン・技術・見学会・福島

バランス
ゼネコン、ポンプ、生コンからバランスよく関心を寄せてもらった。
※60人が福島で吠えた
残コン技術フォーラム in 福島・金堀重機
僕、39歳の誕生日。
忘れられないフェスとなった。
今回福島にフェスを招致してくださった金堀重機春田一真副社長
福島の来場者は60名を超えた
地元福島のセルドロン先駆者遊佐社長
さあ、始まった。
福島の残コンデモンストレーション。
コンクリート新聞の山本さんの取材に駆け付けていただいた
金堀重機さんのご厚意(?)めっちゃ長い配管を見事通すモレステ実演
(充也39歳夏生まれです♡)
福島の特徴は、
バランス
ゼネコン、ポンプ、生コンからバランスよく関心を寄せてもらった。
有名ゼネコン(清水建設、青木あすなろ建設他)を含む数社、
生コンからは理事長をはじめ多くの組合関係者、
(※生コン提供 会津中央レミコン)
そしてやっぱり主催が金堀重機ということもあって、
名うてのポンプ業者さんのご来場。
皆さん、熱心にフェスを楽しんでいただけた。
福島は被災地、
そしてその後の復興需要。
工事関係者は特需に見舞われている。
だから、もちろん、残コンも大変なことになっている。
残コン1㎥を生コン組合は10,000円元請けに請求しているそうだ。
ゼネコンもその費用負担に苦慮しているだろう。
ましてやポンプ業者へのしわ寄せだってあると思う。
散会してからも多くの質問が寄せられた。
直後mailもいただいた。
それだけ関心が強いということなのだと思う。
残コンフォーラムはきっかけでしかない。
正解を伝える機会ではない。
残コンについて考える場
残コンについてのスタート地点
そのように感じてもらえたらうれしい。
70年に及ぶ生コン産業。
ゆがめられた取引。
ルールがない残コン
(※参考ブログ→「残コンにはルールがない」)
ルールがないとどうなるか?
無秩序と混沌。
強いものが弱いものにしわ寄せる。
ぎすぎすしていく。
ゼネコンもポンプも生コンも。
良いモノづくりのパートナーであるはず。
忙しければそれだけ残コンの深刻さも増していく。
その実態を福島で見ることができた。
みんな、真剣だった。
しわ寄せて、
見て見ぬふりでいい。
そんなはずがない。
実はみんな真剣に考えている。
何とかしたいと思っている。
だけど手立てがないから、
きっかけがないから。
残コンに考える場。
福島で19回目となった。
次回は岐阜となる。
一つ一つは小さいけれど、
その連続の果てに大きなうねりが生み出されるはず。
みんな残コンは押し付けあえばいい。
そんな風に思っていない。
見えないけれど、
残コンをなんとかしなくてはならないという強い思いが埋もれている。
特に福島ではそれを強く感じた。
そして、残コン技術フォーラムの意義が、
非常に大きいこともよく理解できた。