長岡生コンクリート
骨材の再生利用、CO2の削減、コストダウンに

「ゼロエミッション工場となっている」 見学会・静岡・残コン・スラッジ・価格

「ゼロエミッション工場となっている」 見学会・静岡・残コン・スラッジ・価格

IWAシステムでは1tの残コンを500~1,000円で処理できる


9月29日~30日とワークショップが開催される。

今期のGNNワークショップはGNN工場の徹底検証。

山形県唯一のアウト工場(誉め言葉)、

みつわ生コン

今回の検証工場だ。


赤塚社長と初めてお会いした時。

「チョモランマ」

とあだ名される残コン・スラッジの山が構内にそびえたっていた。

アウト工場

外部からの圧力は不可避。

日本はどうしてもはぐれものを良しとしない文化がある。

できるだけ弱みは作りたくない。

切実な想いだったのかもしれない。

数年が経過し、

チョモランマは消えた。

その足跡を今回のワークショップではフィーチャーする。


そこではワークショップメンバーからの残コンに関するプレゼンも予定されている。

プロジェクトリーダーの武南社長(白石建設)からの指示が飛ぶ。

御多分に漏れず当社長岡生コンとして僕が発表を予定している。

その準備と合わせて今回はブログにしたてたい。


21556979_1044054805696851_126770465_o.jpg

当社長岡生コンではここ5~6年残コン・スラッジを構外に排出していない。

ゼロエミッションを続けている。

IWAシステムはGNN関係工場の協力のもと進化を続けている。


写真は改質用ピット

ここに残コンやスラッジを投入しRe-CON ZEROパウダー(MAPEI)を利用して改質を行う。



映像はピットの中にある残コンとスラッジを砕石化している様子


今日は東京からお客様がいらしていてドラム方式で改質を行った。



固練りコンクリートということもあって4㎥に対して3セットとした。

IWAシステムでは1tの残コンを500~1,000円で処理できる


どのようにスラッジまでも処理することができるのか?


21556872_1044054785696853_1332047247_o.jpg

残水を処理するためのピット。

手前のスリット壁から清水が滲出するようになっていて、

終業時にはピットの底に水の絞れた残水(モルタル)がたまる。


21533871_1044054769030188_2019010883_o.jpg

ピットの底にたまった残水は朝一でこちらのピットに移される。

1日経つと大抵水が抜けた状態になる。

この材料を残コンスランプ調整用に利用する。

これが、当社長岡生コンの残コン処理の肝といってもいい。


残コンのスランプはたいてい18㎝以上。

IWAシステムは単位水量に対して訴求する。

つまり、水量が少なければ少ないほど効果が高い。


水を絞った残水を残コンに投入することによって、

スランプは5㎝や8㎝など自在に操ることができる。

そうすることによってRe-CON ZEROパウダーの使用量を極力減らすことができる。

6年の工夫の結論だ。


21556853_1044054759030189_1961060175_o.jpg

残水ピットの隣には洗浄水ピットが設置されている。

終業時のドラム内部を洗浄した懸濁水はこちらに投入され、

スリット壁から清水のみ滲出させる。

底にたまった残渣物ももちろん再利用に回される。


21556080_1044054765696855_492384253_o.jpg

ごく微量の濃度の低いスラッジ水が発生する。

当社にはスラッジ水の絞り機(フィルタープレス)がない。

要らない。

スラッジ水はすべて再生骨材コンクリート他の練り水として利用されている。


残コンが大量に発生するということは、

すなわち生コン製造量も比例する。

入り口が残コンだとすれば、

出口が生コン出荷となるため、

構内に残コン改質骨材がたまってしまうということはない。

残コンが発生すればそれを再利用する出口もそれなりに確保される。

こうして当社長岡生コンではもう何年もスラッジや残コンを廃棄していない。

ゼロエミッション工場となっている。


昨日もお電話を頂いた。

残コン技術フォーラムで関心を持ってくださった工場の方。

手間を申し上げるようで大変恐縮なのだけれど、

一度足を運んでこの工場を見てもらいたいと思う。

自信をもってご案内できる。

残コンやスラッジが一切発生しない工場。

未来型の生コン工場。

手前味噌だがそのように自負している。


宮本充也


21584450_1044054782363520_301146864_o.jpg

※写真はRC砕石として引き取りに来ていただいている様子

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2017/09/09

このページのトップへ