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「数年以内にフィルタープレスはこの世から消える」 残コン・スラッジケーキ・価格

「数年以内にフィルタープレスはこの世から消える」 残コン・スラッジケーキ・価格

仮にIWAシステムを導入して全量売れずに捨てたとしても(149,000円)、

スラッジケーキを捨てる(250,000円)よりもよっぽど安く済む。


フィルタープレスを利用する。

生コン工場の残コン処理における常識。

工場に持ち戻される残コンは大量の水で洗浄される。

クラッシュファイヤ、トロンメルと呼ばれる設備で、

砂と砂利は回収される(回収骨材)。

スラッジ水

と呼ばれる懸濁水をフィルタープレスで絞る。

すると、スラッジケーキが生成される。


今、この当たり前に変化が起きようとしている。


スラッジケーキの廃棄処分は以前から非常に高額であると知られている。


以前にも紹介した、

4層式残コン処理システム

ではGNNが開発したIWAシステムにより、

工場の廃棄物 → 残コン、残水、スラッジ

をすべてリサイクル砕石状に改質することに成功した。

これによりスラッジケーキを処分する費用が掛からなくなっている。


生成されたリサイクル砕石。

それらは翌日からリサイクル生コン用の原料。

または、

民間工事におけるリサイクル砕石。

そんな出口の用途が想定されており、

事実当社長岡生コンでは一切廃棄処理することなく、

完全リサイクルされているのが現状だ。


「売れなくて結局捨てたらかえって費用増では?」

こんな指摘をもらうことがある。

昨日訪ねたとある生コン工場で実際にこの点をシミュレーションしてみた。


その工場では残コンはすべて洗浄処理、

スラッジケーキとして処分している。

月のスラッジケーキの発生量は50t、

比して残コンの発生量は50㎥、

㎥とtの違いはあるものの、

スラッジは50t

残コンは50㎥

大まかに言ってこんな感じの発生量だという。


このところスラッジケーキの処理費用が高騰している。

tあたり5,000円(運賃別)請求されるというので、

スラッジケーキ処分代は250,000円/月

ちなみに処分業者はコンクリートガラであれば800円/tで引き取るという。


先ほどの話題に戻そう。

IWAシステムにより生成されたリサイクル砕石

本当は売り物なのだけれど、

何らかの理由で全く売れませんでしたってことになった場合。

これは、

コンクリートガラ

とみなすことができる。

(※すでに砕く必要がなくなっているものなので処分業者はとても喜ぶことだろう)

つまり、

800円で処分業者は引き取ることになる。

その数量、

50㎥×2.3(比重)=115t

115t×800円=92,000円/月 → コンクリートガラ処分代

加えて、IWAシステムは500円/tで残コン(スラッジ含む)をRC砕石状にするため、

115t×500円=57,500円 → 残コン改質代

57,500円 + 92,000円 = 149,000円/月 → 売れなくて捨ててしまった場合の費用


上記の計算の通り。

仮にIWAシステムを導入して全量売れずに捨てたとしても(149,000円)、

スラッジケーキを捨てる(250,000円)よりもよっぽど安く済む。

ということがわかる。


これ、実は僕自身目からうろこの事態だった。

なぜならばIWAシステムは処理して生成された材料を販売して成立する

そのように信じて疑わなかったからだ。


昨今全国的にスラッジケーキの処分場はひっ迫している。

それはつまり、

最終処分場に埋め立てるよりほかに方法がない

というところに原因がある。

一方コンクリートガラはほぼ全量再生リサイクルされていることが知られている。


数年以内にフィルタープレスはこの世から消える。

なんとなく口にしてみたことだけれど、

考察を深めれば深めるほどこれは正しいように思えてならない。


寝ても覚めても残コンの日々。

辛い時もあるけれど、

最近はまあまあ楽しくやっている。


宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2017/10/08

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残コン(生コンのゴミ)再生「ECON/IWA」
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