長岡生コンクリート
残コン技術フォーラム
骨材の再生利用、CO2の削減、コストダウンに

「トロンメル要りませんよ」 熊本・残コン・研修・スラッジ

「トロンメル要りませんよ」 熊本・残コン・研修・スラッジ

「トロンメル要りませんよ」

信じようとしない人がいる。

「フィルタープレス要りませんよ」

絶対信じようとしない。

特にここ最近工場長として信任された。

ただでさえ経験不足なのに、

この業界では悪いことに、

女性

まだまだ絶対数が少なく、

特に男社会が根強い生コン工場。

その中で残コン・スラッジという問題を見つめた。

ここを何とかしなくてはならない。

だから行動したあ。

周りの男性たちは何か具体的な解決策を示しただろうか?

「トロンメル要らないっていうんですよ」

「そんなはずねえだろ。どうやって回収するんだ」

「フィルタープレス要らないっていうんです」

「スラッジどうするんだ?」


ある意味「檻の中」で物事を考えてしまう。

特に男社会。

男だらけ。

自分たちがやってきた数十年の経験。

よく機能することもあるけれど、

いつしか常識という檻から抜け出すことのできない。

そんな風に作用する場合もあるのではないか。


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※勇気をもって電話をかけてくださった宮嶋工場長(左)、その行動を承認した水谷本部長(右)


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※トロンメルもフィルタープレスもない工場の見学


経験を頼りに何も変わろうとしない。

例えば、経験はないけれど変わろうと必死になる。

経験のある人からするとその行動は滑稽にみえるかもしれない。

ただ、将来ある工場長からすれば本気。

ある程度経験を積んで後は引退をそろそろ考える人たちと違って、

「なにかしなくてはならない」

この気持ちは真剣そのもの。


「トロンメル要りませんよ」

ずいぶん馬鹿にされたということだった。

中には半分キレ気味だった人もいたという。

水谷本部長と当工場を訪ねていただき、

「本当にトロンメルないね」

「本当にプレス機ないね」

「プロセスができているね」

実感として理解してもらったようだ。


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※下層路盤材として適応されている様子の見学


グループ会社に建設会社がある。

これはある意味ラッキー。

高野生コンさんは高野組さんという建設会社もグループにある。

だから、出来上がった残コン由来の資源は、

そのまま高野組の下層路盤材などの代替品として再利用可能。

これは本当にラッキーな話し。

一般的な生コン工場で考えると一番厄介なのが、

「出口の確保」

となっている。

これが見いだされない限りはいくらいいソリューションを導入しても、

売れない、以上終わり。

高野生コンさんでは来年より構内を整備し行動することになった。

当社としては最大限の協力を惜しまない。


解決できる工場とできない工場。

なにが違うのだろうか。

いろいろ理由はある。

出口の確保というのも一つかもしれない。

組織力というのもあるかもしれない。

ただ、宮嶋工場長の行動力と勇気を見ていたら、

経験とか組織力とか出口論とかも大切だけど、

向き合う姿勢

これが一番大切なんだなと思った。

組織も出口も経験もあとからなんとでもなる。

本気で残コンやスラッジをなんとかしたい

その思いがなければ何をしてもどうにもならない。


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※残コン以外にもあらゆることに興味を持ち質問をされていた。


高野生コンさんと宮嶋工場長と面談していたら、

そんな原理原則というか、

最も大切なことを改めて認識できた。

そんな素晴らしい残コン研修となった。


宮本充也

宮本 充也

主な著者宮本 充也

1級土木施工管理技士・コンクリート診断士・コンクリート主任技士

趣味:ランニング

他、小松英樹、二見武馬

2017/12/22

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