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「生コン屋は所詮生コン屋」 生コン屋が考える残コン

「生コン屋は所詮生コン屋」 生コン屋が考える残コン

入り口がソリューションだとするならば、
残コン問題は出口が大切。

ソリューション(入り口)はいくらでもある。

生コン工場にとってのソリューションいくらでもあるのに、
どうして残コンはいつまでたっても解決しないのか。

長年残コンと向き合ってきて、
僕が最も大切だと思っていること。

残コンの常識が変わります!


出口論

せっかくソリューションを導入しても、出口を見い出せないとだめ

例えばフィルタープレスを導入しても、
スラッジケーキの処理代が高騰したら意味ない。

ましてや埋立地がいっぱいになって拒否されても意味ない。

トロンメルでせっかく砂利と砂を回収しても、
回収骨材を使えなくなってしまったら意味ない。

クラッシャー設備を導入して残コンを砕いても、
リサイクル砕石の需要があったり、なかったりで
ある時期まるで売れなくていっぱいになって捨てたら意味ない。

このようにして出口を見いだせない場合、
残コンソリューションはすべて意味なくなっちゃう。


生コンという出口

当社ではもう数年来、この出口を生コンに見出している。

出来上がったリサイクル砕石や、
それに含まれるスラッジケーキにしないスラッジを
すべて生コンの原材料に置き換える。

つまり、再生骨材コンクリートみたいなもん。

残コン由来の再生骨材コンクリート。


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※残コン由来の生コン「ジスガイコン」といってみたり「ECON」だったり


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※お得意様アトリエKAZUさんにご購入いただいた


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※「生コンと全く遜色ない」こちらがお客様のご評価(価格は残コン使用を加味して設定してある)


生コン屋は所詮生コン屋

生コン屋はあんこ屋でもまんじゅう屋でもない。
ましてやリサイクル砕石屋でもなければ、埋め立て処理屋でもない。

生コン屋は常に生コンを売っている。
だから、生コンを売るのは造作もないこと。

けれど、RC砕石を売ってみたり、スラッジケーキを処理してみたり。

それらは本業じゃない。
だから、すぐにできない。

つまり出口の確保に窮してしまう。

これが残コン問題の本質の一つだと思っている。


現在の出口論は非常に狭い

上述の様な工夫で、生コンにして販売して打開している工場もある。
ただ、これ、結構難しい。

その理由は製品が、

「JIS外品に限定されている」

ということ。
つまり一般の構造物に利用できる生コンではない

だから使用用途が限られているのだ。

これじゃあまだ、出口として完全じゃない。


打開策として

残コンを再資源化した材料を使った生コンのJIS化が挙げられる。

ただ、このJIS化についても、学者だけが関与したJIS化ではだめだ。

本当に困っている僕たち生コン実務者。
理想はこの人たちが中心になって作った規格ではないと、
現行の回収骨材の規格のように

「絵に描いた餅」

になりかねない。パブコメで使用を禁じられてしまいかねない。


そしてもう一つ大事なこと。

「僕たちにとっての出口は誰かにとっての入り口」

この事実を忘れてはならない。


誰にとっての入り口か?

それは再生骨材を使う人たちということ。

僕たちにとっての出口を考えるということは、
誰かにとっての入り口を考えなくてはならないということ。


つまり、今回のアトリエKAZUさんのような業者様のことだ。

大手ゼネコン企業などではなく、
生コン工場の身近なところで、常に生コンを購入してくれるような
理想を言えばそんな地元の業者様にとっての入り口

それをじっくり考える必要がある。


残コンソリューションの道のりは長く険しい。
ただ、それだけに、非常にやりがいがあるのも事実だ。


宮本充也
(2018年7月13日 三浦 編集)

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2017/12/24

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