長岡生コンクリート
骨材の再生利用、CO2の削減、コストダウンに

「残コンに困っていませんが」

「残コンに困っていませんが」

IWAシステムで出来上がった原料の市況は、2000円以上で売れる。700円の売り上げ(RC砕石)にしかならなかったそれが、2000円以上で売れるようになる。


静岡は西部に堀内土木という会社がある。

おそらく史上最年少で生コン協組の理事長になった漢。

混迷する西部協組という市場。

火中の栗を拾う形で理事長を受けた。

そのバイタリティは業界の耳目を集めている。

「残コンに困っていませんが、残コン処理システムを教えてください」

こんな訪問を受けたのは初めてだった。

生コンブログの始まりである。


27946437_1159544644147866_1162861698_o.jpg

※左堀内社長と右堀内常務(西部協組理事長)。IWAシステム(4層式残コン・スラッジ処理システム)の技術説明に耳を傾ける


27999841_1159544660814531_814507528_o.jpg

※構内見学の様子


28033629_1159544740814523_166909410_o.jpg

※Re-con ZERO(MAPEI)投入


27951141_1159544647481199_2019867838_o.jpg

※改質作業(残コン・スラッジを再生砕石状に改質)の開始。1日に1回5分~10分の作業となる


堀内土木は中間処理の許可を得ている。

そのため、同社で発生する残コンやスラッジはすべて同社内で処理される。

すべてはクラッシャーにかけられRC砕石として外販されている。

だから、残コンに全く困っていない。

これまでにないケースだった。


「閉塞する生コン業界であがいてでも何か変化の予兆になるものを探したい」

切実な想いがあった。


事実、中間処理業を持っている生コン工場だったとしても、

IWAシステムを導入するメリットはあるようだ。


RC砕石の西部における市況はTon700円程度と聞く。

原材料(残コンやスラッジ)は無料で手に入るにしても、

製造をするための機械の損耗費や人件費、燃料はかかる。

製造する過程で発生する騒音や粉塵も存在する。

700円の売り上げに対して確実にそれら費用は構成される。

一方、IWAシステムで出来上がった原料の市況は、

2000円以上で売れる。

700円の売り上げ(RC砕石)にしかならなかったそれが、

2000円以上で売れるようになる。

Re-con ZEROの代金を差っ引いたとしても、

1000円以上の利益が残る計算になる。

さらに、クラッシャーなどの設備や人件費にかかる費用は削減され、

騒音や粉塵、排水なども軽減される(ISO 14001取得)。


新技術やイノベーションにどん欲。

僕自身経験がある。

恵まれた市場でぬくぬくと操業していれば必要ないこと。

過酷で出口の見えない市況や環境の中にいればぬくぬくとしてはいられない。

幸なのか不幸なのか?

それは当事者の意識次第だと思う。

僕は後者を幸福ととらえる人間でありたい。

前途が多難でだからこそ乗り越えることに喜びを感じる。

無感動に何もない人生を安穏と草木のように過ごすのではない。

生きている実感があるじゃないか。


堀内兄弟はすごい。

やらまいか精神に富んでいる。

きっとこの兄弟は生コン業界でなにかでかいことをやりぬけるだろう。

同時代に生コンというテーマを選んだ同志として。

これからも過酷な生コンという産業を共に楽しんで走っていきたい。


宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2018/02/11

あわせて読むなら!

  • 「目的はいい製品を作ること?|残コンスラッジ処理システム」

    「目的はいい製品を作ること?|残コンスラッジ処理システム」

    残コンスラッジ問題の解決策はなんといっても「出口論」。システム(http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_251.html)を実装し残コンやスラッジが製品に生まれ変...

    詳しく見る

  • 「残コンとスラッジ処理」生コンから悩み解決!

    「残コンとスラッジ処理」生コンから悩み解決!

    生コン工場や建設現場で問題となっている「残コン」「スラッジ」。処理システム装置の導入により再生技術で解決へ!ポンプ・生コン・建設が共創するゴミのリサイクルの今とは?(写真は再利用可能となった残コンと...

    詳しく見る

  • 「いつまでポンプ返し続けるの?」

    「いつまでポンプ返し続けるの?」

    建設産業の闇「ポンプ返し」。残コンが原因で行われている慣行。建設現場で圧送車内部にとどまった残コン(建設汚泥)の取り扱いを巡って、元請け・圧送・生コンの間がギクシャクしている。指摘をすればあからさまに...

    詳しく見る

  • 「元祖残コン対策『ブロック』の全国プロジェクト?|GNN」

    「元祖残コン対策『ブロック』の全国プロジェクト?|GNN」

    土留めとか隔壁や簡易な擁壁などに使われる「ブロック」(地域によって呼び方「とうふ」「ほうかい」等いろいろある)。実はこれ、生コン工場の伝統的な「残コン対策」ということはあまり知られていない。もともとネ...

    詳しく見る

  • 「地中ばりの埋め戻しという市場の開拓|残コンスラッジ処理システム」

    「地中ばりの埋め戻しという市場の開拓|残コンスラッジ処理システム」

    これまでになかった「地中ばり埋め戻し」という市場。生コン(JIS外品)と圧送いずれも取り組む川端工業(福井県)だからできる発想。これまで生コンもポンプもお呼びでなかった地中ばりの埋め戻しに生コンと圧送...

    詳しく見る

残コン(生コンのゴミ)再生「ECON/IWA」
こちらをご覧ください。

関連キーワード

気になるキーワードをクリックしてください

ご意見・コメント

取扱い商材・商品

  • 生コン購入(全国
  • 水勾配のない土間コン『ドライテック』
  • 打ち放し色合わせ
  • 生コンのゴミを資材に
  • 液生|いつもまにか誰にも知られず埋め戻される『流動化処理工法』
  • 筋生|メッシュ筋敷設不要『メッシュレスコンクリート』
  • 即生|養生からの脱却『超速硬コンクリート』
  • 見生|百聞は一見にしかず『定例施工見学』
  • 夜生|眠らない生コンプラント『ヨルナマ』
  • 俺生|極少量の特殊コンでも袋でお届け『俺の生コン』
  • 更生|日夜新しい生コン関連技術を開発『GNN』
このページのトップへ