長岡生コンクリート
骨材の再生利用、CO2の削減、コストダウンに

「バックホーがない|残コンスラッジ処理システム」

「バックホーがない|残コンスラッジ処理システム」

ホイルローダーのバケット幅ギリギリの長さの幅のコの字の囲いをつくる。
手前側を絞り残渣で土手を作りその向こう側に当日の残コンを貯める。
バックホーのバケットの上に高分子を均等において、そのバケットで残コンと絞り残渣を上下運動にて攪拌。
10分もすれば高分子と絞り残渣の影響で、残コンが砕石に変わる。


※ホイルローダーでの改質


バックホーがない

物事のほとんどはできない理由なのだけど、

◯◯がないからできない

この手のできないのほとんどは、

「できない」

ではなくて

「やらない」

理由であるということは、

数多くの困難をものともせず成果を生み出す多くの人たちを見ていて感じること。

例えば、川端工業の中村さん。

そもそも、生コン製造業ではないのに、

生コン製造業における残コンとスラッジの問題を解決した。

そもそも「ないない尽くし」である。

残コン処理設備どころか、

生コン製造設備すらない(笑)

ないけど、作って、残コン生み出して、さらに解決した。

その川端工業にも、

「バックホー(Backhoe)がない」


よく見学に訪れる人の中で、

でもうちにはバックホーがないんです

話が現実的になってくると微妙な表情で言い訳がましく話す人がいる。

「何しにきたんだろ」

内心思う。

この人は解決したいのだろうか。

したくないのだろうか。

具体的に物事を進めることが怖くて、

現実的になり始めるとあれこれできない理由を並べ立てる。

その最たるものが、

「Backhoeがない」


それなら、こうしたらどうでしょう?

ああしたらどうでしょう?

あれこれ提案や助言をすると、

図星をつかれた人の顔でなんとか拒絶しようとする。

わざわざ遠くから静岡県の片田舎を訪れているのにもかかわらず。


残コン・スラッジ解決に関してだけじゃない。

なにかを成し遂げようとするときに、

なにも助言や協力をせずともきっかけさえあれば勝手に成果をものにする人がいる。

一方であれこれとアドバイスや助言を、

それこそ上げ膳据え膳で環境を整備して差し上げたとしても、

うごかない人もいる。

こうした現実を見ていると色々気づかされることが多い。


残コンスラッジ処理システム

http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_251.html

2つのピットの2つ目。

改質ピット

当社長岡生コンではグランドレベルよりも1m50cm深いピットの中の残コンと絞り残渣をブレンドして高分子を添加しバックホーで改質している。

これも当事者の罠というやつで、

「バックホーではできない」

そう思い込んでいた。

日々の業務というやつは俯瞰的な視点を奪う。

どうしても目線が狭くなりがち。

(これを避けるためには工場の外へ、1時間半の壁の外へ)


ホイルローダーのバケット幅ギリギリの長さの幅のコの字の囲いをつくる。

手前側を絞り残渣で土手を作りその向こう側に当日の残コンを貯める。

バックホーのバケットの上に高分子を均等において、

そのバケットで残コンと絞り残渣を上下運動にて攪拌。

10分もすれば高分子と絞り残渣の影響で、

残コンが砕石に変わる。


世界的に生コン工場に必ず置いてある重機。

ホイルローダー

だから、理論上はこれでどの工場でもできる、ということになる。

この次にだいたい言われるだろうことはこうだ。

「でも、スペースがない」

スペースは36m2程度あればいいのに

である。

さて、スペースをなんとか確保し、これならできるよね?ってなると、

でも、出口論がない。売れない。

できない尽くしである。

解決したいのかしたくないのか教えてくれ。

わざわざうちになにしにきたの?


残コン・スラッジに関わっていると面白い。

きっかけさえあれば勝手に成果をものにしてしまう人と、

いつまでもうだうだうじうじなんもやろうとしない人。

そして、周りの忙しい人の時間を奪って平気でいる人。

困ったちゃんである(笑)

それも含めて生コン業界なのだけど。


それでも少しずつ1歩1歩前に進んでいると思う。

キャズムという言葉もある。

どこかで日本の残コン問題に光がさすのだろう。

それまでに僕たちは諦めずやれることをただ粛々と行うだけ。


生コンでいいこと。


宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2018/03/27

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