長岡生コンクリート
骨材の再生利用、CO2の削減、コストダウンに

「智恵美の快挙!生コン女子の残コンブレイクスルー|残コンスラッジ処理システム」

「智恵美の快挙!生コン女子の残コンブレイクスルー|残コンスラッジ処理システム」

古い体質、閉鎖的な工場運営に1人問題意識を燃やしていたのは宮嶋智恵美工場長。なんと就任1年にもならない生コン女子だった。やっとの思いで遠く静岡の長岡生コンを訪れ、ようやくその想いは実現した



生コンは女子と若手の時代

時代の変化を感じる。

長年の男社会。

閉鎖的徒弟制度。

1時間半という枠の中で、

更に蟻塚のように小さなコミュニティとしての生コン工場。

「俺のやり方を盗め」

小さな世界で小さな矜持に自分の居場所を求め、

広い世界があることも知ろうとしない。

たとえあったとしても自分の居場所が脅かされることが恐ろしい。

だから、小さな世界に閉じこもっている。

そんな生コン産業に局地的でありながらも、

今大きな変革の兆しが生み出されている。

http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/m.html

(※宝ヶ池建材さんの最年少技術者からの見学の打診が実現)

「俺の時代はこうだった」

現代から取り残されているといっても過言ではない生コン実務に疑問符を投げかける存在。

それは、これまで男社会で縦型の上下で生きてきた経験者ではない。

経験も何もないけど澄んだ目と問題意識を持った人たち。

女性と若手の時代がいよいよ到来した。

DBEF2EBA-043A-4602-9CA3-6BF9A0710227.jpeg

※高野生コンさんの中で残コンスラッジ処理システムのレイアウトを検討する様子



確実に実行に移す人たち

目の前の忙しさに追われて、

しがらみにしがらんで。

「ま、後回しでいいや」

やらなければいけないことはわかっていながらも、

どうしても流されてしまう。

長い会議。

何も決まらない議論。

誰しも経験したことがあるだろう。

家事分担が進んでいるとはいえ、

男性はついつい「仕事」とうそぶいて深夜に及ぶ飲み会に興じる。

会議でもついつい自分の経験談を語って悦に入る。

「俺がやってきたことは正しい」


一方、女性や若手にはそんな過去の経験則は通じない。


「え、でも、今こんなダサい業界じゃないですか?」


一刀両断されて僕たち生コン実務者はぐうの音もでない。

事実、はつりはさせてるし、残コンで残業なんて当たり前だし。

そもそも合コンで「僕生コン屋です」と堂々と言ってモテるとは言えない。

「え?生コン屋さんなの?」

と目をハートマークにする婦女子は皆無だ。

僕たちが今認識すべきは僕たち自身が培ってきた「生コン業」というものが、

所詮世間からは「ださい」とされるしょうもない業界であるということだ。


改善や成長は適正な認識からスタートする。


その意味で、女性や若手の素直な感覚は生コン産業の貴重な財産といっていい。



素直な感覚が形になっていく

家事も育児もある等身大の女性工場長の発意で始まったプロジェクト。

それが、形になっていく。


FDB78291-A258-4731-9C6A-FD9CA3ACF97C.jpeg

※今年のはじめにはまだあったフィルタープレスとシックナー 


A4E05F9B-5C80-4271-AEA1-855ECBC5FE5B.jpeg

※今や跡形もなく整地されてしまった


集団催眠みたいなものだろう。

客観にさらされなければ生コン業は再生を果たせない。

70年に渡って内向きの活動を続けてきた。

学者らなど権威をヒエラルキーのトップに捧げ、

一般や市場・顧客をないがしろにした運営。

それが招いたのは世間から知られることのない生コン業界。

「セメント?モルタル?生コン?何が違うの?」

である。


心のどこかで世間や社会をバカにしている。


僕も含めて頭のかたい男たちが妙に誇りを持って作り上げてしまった生コン産業。


事実、これまで多くの人たちが変化を拒むのを目の当たりにしてきた。

変化が恐ろしい。

特に組合活動が認められている。

「他者との比較」

に慣れていないから。

評価されることに慣れていないから。

できない自分を目の当たりにすることが怖いから。

だから、変化し続けてこなかった男性社会としての生コン業。


いよいよ、宮嶋さんが率いる高野生コンでも残コンスラッジの問題が解決する。


うだうだうじうじ未だになにもできない数多くの生コン工場を尻目に。

素人女性工場長が率いる高野生コンは変化する。

再生を果たす。


曇りなき眼で仕事をしていきたい。

そんな時に大切な目線。

女性や若手など生コン業に染まっていない人たちの視点。

ぜひ、大切にしてあげてほしい。

「経験がないくせに、生意気だ。」

そういってしまうのは簡単だ。

でも、それでは成長は永遠にやってこない。

女性や若手がきちんと活躍できる生コン工場こそ。

今後の業界をリードできるモデルになっていく。



宮本充也



636A1148-F5C8-48F5-A104-D89DC013450A.jpeg

※歴史ある高野生コンを率いるのは若手女性工場長の宮嶋智恵美さん

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2018/06/06

あわせて読むなら!

  • 「目的はいい製品を作ること?|残コンスラッジ処理システム」

    「目的はいい製品を作ること?|残コンスラッジ処理システム」

    残コンスラッジ問題の解決策はなんといっても「出口論」。システム(http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_251.html)を実装し残コンやスラッジが製品に生まれ変...

    詳しく見る

  • 「残コンとスラッジ処理」生コンから悩み解決!

    「残コンとスラッジ処理」生コンから悩み解決!

    生コン工場や建設現場で問題となっている「残コン」「スラッジ」。処理システム装置の導入により再生技術で解決へ!ポンプ・生コン・建設が共創するゴミのリサイクルの今とは?(写真は再利用可能となった残コンと...

    詳しく見る

  • 「いつまでポンプ返し続けるの?」

    「いつまでポンプ返し続けるの?」

    建設産業の闇「ポンプ返し」。残コンが原因で行われている慣行。建設現場で圧送車内部にとどまった残コン(建設汚泥)の取り扱いを巡って、元請け・圧送・生コンの間がギクシャクしている。指摘をすればあからさまに...

    詳しく見る

  • 「元祖残コン対策『ブロック』の全国プロジェクト?|GNN」

    「元祖残コン対策『ブロック』の全国プロジェクト?|GNN」

    土留めとか隔壁や簡易な擁壁などに使われる「ブロック」(地域によって呼び方「とうふ」「ほうかい」等いろいろある)。実はこれ、生コン工場の伝統的な「残コン対策」ということはあまり知られていない。もともとネ...

    詳しく見る

  • 「地中ばりの埋め戻しという市場の開拓|残コンスラッジ処理システム」

    「地中ばりの埋め戻しという市場の開拓|残コンスラッジ処理システム」

    これまでになかった「地中ばり埋め戻し」という市場。生コン(JIS外品)と圧送いずれも取り組む川端工業(福井県)だからできる発想。これまで生コンもポンプもお呼びでなかった地中ばりの埋め戻しに生コンと圧送...

    詳しく見る

残コン(生コンのゴミ)再生「ECON/IWA」
こちらをご覧ください。

関連キーワード

気になるキーワードをクリックしてください

ご意見・コメント

取扱い商材・商品

  • 生コン購入(全国
  • 水勾配のない土間コン『ドライテック』
  • 打ち放し色合わせ
  • 生コンのゴミを資材に
  • 液生|いつもまにか誰にも知られず埋め戻される『流動化処理工法』
  • 筋生|メッシュ筋敷設不要『メッシュレスコンクリート』
  • 即生|養生からの脱却『超速硬コンクリート』
  • 見生|百聞は一見にしかず『定例施工見学』
  • 夜生|眠らない生コンプラント『ヨルナマ』
  • 俺生|極少量の特殊コンでも袋でお届け『俺の生コン』
  • 更生|日夜新しい生コン関連技術を開発『GNN』
このページのトップへ