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「施工者のメリット」 残コン・再生

「施工者のメリット」 残コン・再生

施工店のメリット(デメリット)

①作業がとても楽

②普通の生コンに比べたら安価

③締まるのが早いので作業が忙しい

④ブリーディングが少なく仕上げが早い

⑤JIS製品としての出荷が現状不可能


当社残コンリサイクルシステムに関して分析をしてみた。

GNN(元気な生コンネットワーク)で創造された、

「残コンリサイクル」

という価値は、どちらかと言えば、

「生コン工場のためのもの」

である(B to B)。


ただ、リサイクルされて、

「再利用可能な材料になる」

というだけでは実は終わりではなくて、

「その材料を使って製品を作って売って」

始めてリサイクルが完成する。

実はここが問題となる。


せっかく作った製品が売れなければシステムとして完成しないのだ。

つまり、B to Bと併せて、B to C(使用者)を考えてようやく完成。

B to B to C(施工店:生コン需要家)


普段残コンリサイクルシステムの解説をするときはほとんど取り上げないけれど、

施工店のメリット

をここでは紹介したいと思う。

まず、残コンをリサイクルすると生コン用の骨材ができる。

iwamerit.jpg

そのままにしておけば固まって捨てるしかなくなる残コンが立ちどころに骨材になる。

これはそのままリサイクル用砕石として再利用することもできるのだけど、

GNN残コンリサイクルシステムでは、

「生コン用原材料」

として再利用することを想定している。

確かにリサイクル砕石として利用することもできるのだけど、

生コン用骨材としての利用の方が付加価値が向上するからだ。


この、骨材。

もともと生コンに使用されていた骨材にモルタルペーストが積層しているため、

「角が取れて丸みを帯びている」(実績率が高い)

つまり、コテ仕上げをするときには専門家にはお分かりいただけるように、

①作業がとても楽になる。


また、地域や生コン工場の考え方によっても変わるけど、

残コンを利用しているから、

お値段としても②普通の生コンに比べたら安価に手に入る。


もちろん、デメリットもある。

お客様によっては特に夏場、

③締まるのが早いので作業が忙しくなる、

という指摘を頂くこともある。

これは骨材の吸水率の高さが起因しているのだが、

逆に冬場になると、④ブリーディングが少なく仕上げが早い

と言って喜んでいただける場合もある。

③の問題に関してはプレウェッティングや混和剤の検討など、

日々それぞれの工場で改善が進んでいる。


とても面白いことに、8~9月という生コン出荷が低迷する時期には、

同じく残コン由来の再生生コンの出荷も低迷していた。

ただ、見事な偶然というべきか、

暇な時期には残コンもあまり発生しないため、

生コン工場もそれほど困らないし、

工事店の方にとっても、仕上げが忙しい夏場はあまり使いたくないから、

なんだか見事に符号が一致していて面白い。


ただし、本再生生コンは⑤JIS製品としての出荷が現状不可能だから、

構造部材などへの適応ができないことはデメリットといえる。

つまり、施工可能部位が土間コンや捨コン・ラップルなど、

非重要構造物に限定されることはJIS製品として利用できないでメリットだ。

これは先々でGNNが中心になって努力を重ねてきちんと規格化して、

安心してご利用いただけるように努力していく予定となっている。


全国的にはまだまだ普及が進んでいない(20拠点程度)から、

身近にこの付加価値がお届けできないのは残念だけど、

ご購入いただいたお客様は皆必ずリピーターとなってただけていて、

それだけに、未知の領域B to B to Cというテーマだけれど、

少しずつ普及推進に努力をしているところだ。

ただ、普及活動をしていて面白いなあと思うのが、

GNN残コンリサイクルシステムを導入する工場のほとんどは、

アウト工場

であるという事実。

アウト工場というのは、

地域に組織されている生コン組合に加盟していない、

生コン工場のことを生コン組合がそう呼びならわしているのだけれど、

組織に属さないからなのか、危機感に対しての感性が鋭く、

それだけ行動に移すことも早いんだなあと感じるところだ。


宮本充也


宮本 充也

主な著者宮本 充也

1級土木施工管理技士・コンクリート診断士・コンクリート主任技士

趣味:ランニング

他、小松英樹、二見武馬

2016/12/14

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