長岡生コンクリート
いつのまにか誰にも知られず埋め戻される「流動化処理工法」

「隙間はしっかり埋めとこう」人知れず人々を守る生コンの仕事

「隙間はしっかり埋めとこう」人知れず人々を守る生コンの仕事

マンションの貯水槽の下が空洞になっていて、管理会社の東海プラントさんに吉田建設の吉田社長が提案し採用された。貯水槽の土間の穴からポンプ筒先を入れて、空洞になっている下の空間に枠が組んであり、充填。なお、枠のすきまはシールした。
製造:長岡さくら工場、施工:吉田建設



地下空洞はしっかり埋めとこう

枯れた井戸。

空洞。

防空壕跡。

ろくなもんじゃない。

貞子や地中生物がいるかもしれない。

子供が中で火遊びをして酸欠なんて事故にもなりかねない。

構造物が劣化して落盤。

そこまでいかなくとも、土間が沈下なんてしゃれにならない。

そんな悩みのソリューションも実は生コン屋さんが作っていた。

流動性埋め戻し材。

その液体は生コン車で運ばれる。

だらだらと流れ込み水のように空間を満たしていく。


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ポンプ車に投入される流動性埋め戻し材。


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土間に穿たれた穴から流し込む。


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隙間からあふれ出さないように入念に養生をしている様子。



人知れず、音もなく、満たされる地下空間。

もしかしたら貞子がいたかも知れない。

地下生物の王国があったかも知れない。

そんな地下空間、16m3。

完全に閉じられた。

貞子が這い上がってくることはない。

地下生物が人類征服を企て地上に攻め入るリスクも避けた。

それが、流動性埋め戻し材。

生コンも建設全般もそう。

人知れず。

僕たちは人の暮らしを支えている。

あらかじめ事故を防いでいる。


避難救助のような大捕物ではない。

起きる前から防いでいる。

前始末屋さん。

それが、生コン。

それが、建設。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2019/06/21

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