長岡生コンクリート
いつのまにか誰にも知られず埋め戻される「流動化処理工法」

2019/09/12

【静岡】「あれ?ファミマここにあったっけ?」曳家後基礎下埋め戻し工事(残渣式流動化処理土)

【静岡】「あれ?ファミマここにあったっけ?」曳家後基礎下埋め戻し工事(残渣式流動化処理土)

沼津市大平 。ファミリーマート駐車場を広くしたために建物を15m移動。基礎下埋戻しに残渣式流動化処理土採用。
製造:長岡さくら工場、施工:石原組(曳家専門、山梨本社)



曳家(ひきや)した後基礎下を埋め戻す

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おなじみファミリーマートの建物を曳家した後の基礎下の空洞。新しく建設するよりも既存の建物を15m移動させるという超マニアックな工事を請け負うのは曳家専門石原組(https://ishiharagumi.jp/company/profile)。


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充填状況。通常の埋め戻し材料(砕石、改良土など)ではこうはいかない。


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傍目からは一体なにが起きているのかさっぱりわからない。それが、曳家の後の基礎下充填。



あれ?ファミマ、ここにあったっけ?

あらためて、すごい。

曳家(ひきや)。


土地区画整理事業、歴史的建造物の維持保存、或いは建築物を解体せずに別の場所へ移動する場合に活用される建築工法である[1]。解体して立て直す工法は再築工法(さいちくこうほう)。
(出典ウィキペディア)


移動した建物を載せる基礎が必要となる。

基礎、そして建物。

そこには空洞がある。


基礎から順を追って建設されるのと違って、曳家は基礎埋め戻しという工程をすっとばして建物が基礎に乗っかる。

だから、通常の埋め戻し(埋め戻し土を投入し転圧)ができない。

そこで、(残渣式)流動化処理土の出番。

液体のように空間を満たす。

現地盤同等以上の強度を発現する。


いやはや。

我ながら非常にマニアックなアプローチを提供できている。


非常にマニアックな曳家を専門としている石原組さんが、こちらも非常にマニアックな流動化処理土をよくぞ見つけたものだ。


ただ、いつまでも「マニアック」でいてはいけない。

生コンでいいこと(流動化処理土)は「知られているだけ」で多くの人を幸せにできる。

だから、「知られる」努力をしなければならない。


曳家にも、生コンでいいこと。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

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