長岡生コンクリート
いつのまにか誰にも知られず埋め戻される「流動化処理工法」

【静岡】「未来世代を考えた素材開発」廃止管(ヒューム管)埋め戻しレポート

【静岡】「未来世代を考えた素材開発」廃止管(ヒューム管)埋め戻しレポート

裾野市の廃止管の埋め戻しに採用された(残渣式)流動化処理土。今後老朽化が指摘される大量の地中構造物は撤去ではなう埋め戻しが標準となる。
製造:長岡さくら工場、施工:横山建設



その地下構造物は撤去のことを考えて発注されただろうか。

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高度経済成長期に無数に設置された地中構造物(空間)は今その老朽化が問題視されている。



放っておくとどうなるか?

普遍の真理。

形あるものはやがて壊れる。

諸行無常。

当然のことながら、地下構造物にも同様の原則が当てはまる。

不変はありえないのだ。


現在、我々は未来を盗み、それを今売って、GDPと呼んでいる。(ポール・ホーケン)


高度経済成長期。

地下構造物を設置していた人たちはやがて撤去されるその時のことまで勘定に入れていただろうか。

それら地下構造物(空間)はやがて壊れる。

荷重に耐えられず圧壊する。

それはどのような影響を生活に及ぼすだろう。


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地下構造物の圧壊により発生した陥没(あるいは不等沈下など)の代表例、博多駅前陥没。


大小様々な地下空間の圧壊は僕たちの生活に影響を及ぼす。



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今回は裾野市が発注し横山建設が受注した地下構造物(ヒューム管)の埋め戻し工事。博多駅前と同様(残渣式)流動化処理土が採用された。


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出入り口を塞いで終了。



地盤と同程度の強度で圧壊による陥没は防ぐことができる。

まるで空間などなかったかのように。

流動化処理土は空間を満たす。

音もなく。

その液体は。

人の手を解することなく。

ただただ空間を満たす。

所定の時間が過ぎ去れば。

その液体はまるで氷のように固まってしまう。

それは、現地盤の強度と同様の硬さにまで。

だから、圧壊することはない。

地面が落ちることがない。


日本中、世界中にある地下空間。

それは、作られた時その後のことまで考えられていただろうか。

テクノロジーの進化はこうして前時代の生み出した問題を解決することに今は追いついている。

ただ、これからはどうだろうか。

流動化処理土の普及に携わっていて感じたこと。

将来世代のことを考えた。

サステナブルな素材開発あり方が求められていると思う。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
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2019/06/06

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