長岡生コンクリート
メッシュ筋敷設不要のメッシュレスコンクリート「筋生」

「怖くない 繊維入り残コン」 残コン・繊維・混和材・処理

「怖くない 繊維入り残コン」 残コン・繊維・混和材・処理

フレッシュ性状の間に高分子ポリマーなどを用いて粒状・乾燥化させることで繊維(ポリプロピレン)と砂礫上の物質に区分してしまう。こうしておけば生コンクリートとしての凝結・硬化が妨げられ、翌日乾いた状態の材料(残コン)を水を張ったピットなどに沈殿させれば繊維だけを完全に除去できる(密度の違いによる)


生理的に無理。

よく言われる。

理屈では素晴らしいことはわかっている。

ロジックでは隙がない。

採用しない理由が見当たらない。

なのに、

生理的に無理

という理由で採用が見送られる。

そんな悔しい思いをしたことがないだろうか?


何の話かって、

繊維コンクリートの話だ。

国内では萩原工業(岡山県倉敷市)がトップメーカー(BARCHIP)。

繊維

senninosyasinn.jpg

コンクリートの中に配合することによって、

曲げタフネス(じん性)の向上が期待され、

ひび割れ抑制や剥落防止などの効果が得られる。

世界的にみてもこの繊維コンクリートの可能性は注目されており、

繊維コンクリートに関する国際会議が開催されたりなどしている。

はっきり言って繊維を入れたほうがいい。

間違いない。

なのに、実際は理屈ほど普及していないのはなぜか?

答えは、

残コンの中にある。


国際的な事情は詳しくないが、

日本国内でよく聞くのが、

「残コンも繊維が入っているのとは言っていないでは処理費が10倍違う」

という現実。

山間部で土木構造物に繊維コンクリートを採用する場合、

現場が頭を悩ますのが、

「生コン組合から繊維コン対応を拒否られる」

ということ。

僕も生コン工場のはしくれだから多少は理解できるけど、

繊維が入った残コンは処理が大変。

だから、持ち帰りはおろか繊維コン対応そのものに前向きになれない。

これが生理的に無理の、生理である。


ここに冒頭動画のような一筋の光明が差している。

国内大手萩原工業や一部ゼネコンと動画実験を実際の現場で適応してみよう。

そんな議論が交わされている。


解説をすれば、

フレッシュ性状の間に高分子ポリマーなどを用いて粒状・乾燥化させることで繊維(ポリプロピレン)と砂礫上の物質に区分してしまう。こうしておけば生コンクリートとしての凝結・硬化が妨げられ、翌日乾いた状態の材料(残コン)を水を張ったピットなどに沈殿させれば繊維だけを完全に除去できる(密度の違いによる)


理屈は簡単で、おそらく実寸大実験でもうまくいくだろう。


理屈では採用したほうがいい繊維コンクリート。

僕たち生コン屋だってそれは理解する。

ただ普及しない理由が潜んでいるのであれば、

まずはそれをきちんと見定め、

そこに手を加える必要があるということは、

何かを普及させようとするときに必ず現れる阻害要因に対してきちんとケアをする

という毎度ながらに当たり前に必要な真理が繊維コンクリートにも適応される。

残コンソリューション開発の道は続く。


宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2017/06/24

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