長岡生コンクリート
リサイクルパウダー「セルドロン」
古紙を粉砕することによってできるリサイクルパウダー「セルドロン」
セルロースが水分を吸収することによって新しい可能性がうまれます。

「これはパパが見つけた技術なんだぞ」 汚泥・動物の糞尿・吸水・処理・リサイクル

「これはパパが見つけた技術なんだぞ」 汚泥・動物の糞尿・吸水・処理・リサイクル

産業廃棄物


あらため、てこの5文字を見つめてみてほしい。


産業廃棄物


あなたは、この5文字に何を想像するだろうか?


あなたの所属している産業によって、

そのイメージは大きく変わるだろう。

こんな統計を紹介したい。

sanngyouhaikibutu.png

このブログでは日頃から産業廃棄物について取り上げている。

特に、残コン、に関して取り上げているが、

残コンですら十分深刻な問題であると認識しているけど、

この円グラフの大半を占めているのはなんと、

汚泥・動物の糞尿(全体の65%)

となっている(いずれも高含水ヘドロ状の廃棄物)

一方、コンクリートは2%程度の負荷でしかなく、

(だからといって問題が深刻ではないということではない)

圧倒的なシェアを誇っているのはヘドロとなっている。

つまり、

水をたくさん含んだスラッジ上の産業廃棄物

ということになる。


京都大学との共同開発が始まったセルドロン。

公式発表は桜の咲くころを予定している。

素晴らしい研究成果が着々と得られているこの資源。

何度もご紹介したことだけど、

グロースパートナーズの藤井代表(当時旧知の間柄だった)が、

「印刷工場で発生する紙粉と呼ばれる産業廃棄物」

をヒントに微粉砕古紙の技術を確立したことで、

2件の特許が成立するまでになったこの技術が端緒である。


この技術がなぜ注目されているのか?

先ほど65%と紹介した、

汚泥・動物の糞尿

は当然高含水の状態で発生する。

もちろん、その取扱いは難航を極める。

なぜなら、流動性の高い液状で発生するため、

廃棄物処理をするための前工程の存在が必要だから。

シェア最大にして、一番面倒くさいごみ、それが、

汚泥・動物の糞尿

ということになっている。


※この辺の動画がわかりやすいので貼ってく


つまり、セルドロンはこれら、汚泥・動物の糞尿の状態を、

瞬時に「液状ではなく固形化する」ことができる技術。

この発見は大きい。


一般の方からすると、産業廃棄物も、そしてさらには、

汚泥・動物の糞尿

などは、およそイメージしづらいものだと思う。

産業廃棄物の最終処分場は20年後にいっぱいになってしまう

と言われている。

sanngyouhaikibutu.gif

とても身近なもので1年の埋め立て処分されるごみを表すと、

東京タワー、2930本分。

1年で東京タワーを3000本近くもスクラップして埋め立てているのだ!

そりゃあ見つからないよ!処分場!!

産廃問題の深刻さを少しはご理解いただけただろうか。


20年。

きっと、このブログを読んでおられる方は、20歳以上の方が多いと思う。

20年後、なんとなく想像できるはず。


開発者のグロースパートナーズ藤井さん。

20年後といえば娘さんが成人して数年たっている。

その時代に深刻になるであろう産業廃棄物処理の問題。

もちろん、1個人や1法人の手によってなんとかなるものではないけれど、

セルドロンという技術を通してその20年後に貢献する。

僕たちが今の時代の利便性を当たり前のように享受しているように、

彼女たちがその時代にその時代の利便性を当たり前のように享受できる。

そのようにするのは他人ではなく、藤井さんをはじめ僕たちの仕事。


「これはパパが見つけた技術なんだぞ」


これから続く道のりは、これまでと同じかそれ以上に険しいと思いますが、

僕も当事者の一人としてそんな藤井さんの最近の夢に共感し、

そんなことが言えるようなその時代を築いていくお手伝いをしたいと思っています。


宮本充也


※本稿はグロースパートナーズ社の「月刊GPP Vol.17」をリライトしています

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宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2017/03/01

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