長岡生コンクリート
リサイクルパウダー「セルドロン」
古紙を粉砕することによってできるリサイクルパウダー「セルドロン」
セルロースが水分を吸収することによって新しい可能性がうまれます。

「東京五輪に向けて大量の残コン」屋内・残コン・少量・セルドロン

「東京五輪に向けて大量の残コン」屋内・残コン・少量・セルドロン

無風環境であり、

且つ、残コンそのものが少量


某大手ゼネコンからの面白い問い合わせ。

あ、セルドロンのことである。


このところセルドロンは残コンを離れ、

広く浚渫土やヘドロ軟弱地盤の改良に有効である認識が広がり、

京都大学をはじめとした名だたる研究機関との共同開発が進んでいる。


とはいえ、

もともとセルドロンの開発端緒をたどれば、

残コンのリサイクルだったことは何度も紹介してきた。

そしてこのところ進捗中の残コン技術フォーラムの一つとして、

目下広く全国の関係者に向けてその有効性を周知しているところだ。


冒頭の面白い問い合わせとは都市土木における適応である。


シールドトンネル


という構造物がある。


詳しくないのがばれるから長々と書かないが、

山岳トンネル(NATM工法)と違って主に都心部の地下鉄とか、

要はつまりそんな感じのトンネル構造物に適応される工法だ。


生コンクリート


水の次に流通する材料なわけだから、

そんなシールドトンネルの奥深くでも用いられるようだ。

建築でいうところの屋内構造物で用いられるようなイメージである。


どうやって生コンの工事するか?


バケツリレーか?

一輪車でえっさほいさと運ぶのだろうか?

そのどちらでもない。


ポンプ圧送工法


といって、生コンを遠くまで送り込むための機械があって、

配管を用いた打設を行う。

今回の現場では160mもの配管を用いて、

つまり、160m先に生コンを送り込む工事だという。

ponnpuhaikanntunnneling.jpg

※あいにくふさわしい画像が見つからなかったがこんなかんじ


普遍的な問題のようだ。


現場に伺ってみて詳しく聞いてみない事には詳細はわからない。

ただ、160mも先で残コンが発生することがあるようだ。

しかも、その残コン、硬化・凝結してしまうと非常に厄介だという。

160m先シールドトンネルの奥深くで取り扱いのしやすい性状に改質したい

土嚢袋などに簡単に入れられるような性状であればとても便利。

現場からの期待が技術研究所に寄せられ、

僕のところにご相談をいただいた。

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(※写真は昨日沖縄の残コン技術フォーラムで改質された残コン)


この残コン、

もとはといえば配管を切ったときに発生した少量の残コン。

セルドロンで瞬時に流動性を失わせ、

まるで砂砂利のように取り扱いの楽なものに改質した。


一方、さすが沖縄、と思った。

セルドロン改質をしていない残コンはすぐにかちこちに固まる。

1時間も経つとスコップがたたないくらいの固さになった。

これでは搬出するのはとても大変だろう。

身をもって経験することができた。


適材適所

という言葉がある。


残コン技術フォーラムでは、

・モレステ

・セルドロン

・R2

・IWAシステム

・その他

を取り扱っていてよく聞かれる質問。


「それぞれどう違うの?」


セルドロンは高分子系と違って瞬時に水を吸収する。

その吸収速度は特許も認めるほどの世界一の性能。

ただ、万能というわけではなくて、

がさ容積が非常に大きい

(密度0.25)

つまり、がさばる、だから大量の残コンの処理には向かない。

また、非常に軽量のため、粉塵が問題となる。

大量の残コンを屋外の建設現場で使用する

となると制約条件が多すぎてなかなか採用できづらい。


ただ、今回のように、

シールドトンネルの中

のように無風環境であり、

且つ、残コンそのものが少量

であるような場合にはこれに勝るソリューションは無かろう。


現在都内では東京五輪に向けてこのようなシールドトンネルが多く発注されている。

東京五輪に向けて大量の残コン。

それらすべての建設現場で大量の少量の残コンに苦しめられている人がいるならば。

セルドロンは間違いなくその悩みを解決できる。


今回お問い合わせをお寄せいただいた現場の方々と、

必ずや成功事例を作り上げる。

そして、今後のシールドトンネルに一筋の光を届けたい。

セルドロンの適用範囲は広がっていく。


宮本充也

宮本 充也

主な著者宮本 充也

1級土木施工管理技士・コンクリート診断士・コンクリート主任技士

趣味:ランニング

他、小松英樹、二見武馬

2017/08/04

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