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「プラスチックフリーは可能なのか?」意外と指摘されない塗料の【マイクロプラスチック】

「プラスチックフリーは可能なのか?」意外と指摘されない塗料の【マイクロプラスチック】

スターバックスがプラスチック製ストローの全面禁止で話題となったマイクロプラスチック。目立つところに世間の目はどうしても寄りがちだけど、プラスチック(熱可塑性樹脂、石油製品)は塗料にもふんだんに含まれている。



自然分解することのないプラスチックは塗料にも含まれている。

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自然界で自然分解することのないプラスチック(熱可塑性樹脂)に注目が集まる。https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/kurashi/1707/wadai.html



一方、塗料も石油製品。

全く問題がないってことはあり得るのだろうか。


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チョーキングととは紫外線や雨水の侵入など外的要因によって劣化し樹脂状の粒となって現れる現象(https://www.ig-consulting.co.jp/inoue_corp/blog/paint/2011/04/post-187.html から引用)



こちら(塗料)も、プラスチック。

目立つところ。

圧力をかければなんとかなりそうなところ。

世間はそうしたところに注目をする。


確かに、

「明日から塗料使うのやめましょう」

は現実的ではない。

だからといって、ストローばかりが取りざたされるのは偏りすぎなのではないだろうか。

まるで、

「地震で倒壊したブロック塀は悪だから、コンクリートブロックを使うのはやめましょう」

と問題を単純化しすぎている。



例えばペットボトルの再利用のように。

問題を直視し、きちんと再生ができる仕組みをつくる。

まずはそこから手をつけるべきなんじゃないだろうか。

塗料がふんだんに樹脂(石油製品)を含んでいるのは事実。

その事実をまずは捉えて、その時点でできることを考えて実行にうつす。

なにも、

「塗料は全面的に悪だ!」

「明日から打ち放しコンクリートだけにすべき!」

とヒステリーを起こす立場ではない。



期待される完全プラスチックフリー塗料。

時代は有機(樹脂)から無機に移ろうとしている。

アスファルトからコンクリートへ。

そんな中、無機化学のアプローチから塗料を開発しようとしているいくつかの試みがある。

専門家によればどうしても無機塗料の場合発色に難が残るそうだ。

ただし、後一歩のところまで来ているのも事実。

仮に完全無機(プラスチックフリー)塗料が実現したなら。

それは、サステナブルな社会創造の大きな一歩になるはずだ。



コンクリートから眺めていると完全クローズドループはコンクリートにしか期待できない。

有限な石油を採掘してじゃんじゃん燃やすではない。

こちらも有限かもしれないが、石灰石を燃やさずに作るコンクリートの研究が進んでいる。

時代は無機(セメント、コンクリート)に寄ってきている。

その足音が聞こえる。

産業界全体が自身の立場を優先するのではなく全体最適を志向する。

そのためには、1人1人が問題意識を持ち、可能な行動を起こすことが求められる。

自らの信念に素直になる。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2019/05/03

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