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「コンクリート現場試験技能者認定制度」筆記試験、直前総復習・前編

試験室各位

2019年7月21日(日)

「静岡県コンクリート技術センター」@浜松にて、コンクリート現場試験技能者の筆記試験が行われる。

講習と実技試験が行われたのが、5月11日、12日。

あれから2ヵ月...

内容を忘れてしまった人のために、ポイントを絞って紹介する。

(ここだけはやっておいてください、と先生が言っていた所だけを抜粋)

前編では、「仕様書の規定」から

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標準仕様書は国交省
JASS5は建築学会の仕様書

「設計基準強度Fc」と「耐久設計基準強度Fd」
大きい方を「品質基準強度Fq」と定義する。

調合管理強度Fmは、設計基準強度Fc(標準仕様書)または、品質基準強度Fq(JASS5)を満足するように定める。

設計基準強度が36N/mm2を超えるものを「高強度コンクリート」とする(JASS5)

JASS5では、スランプ18cm以下を標準とする。
調合管理強度が33N/mm2以上の場合には、21cm以下に変更可能。(工事管理者の承認)

「使用するコンクリートの強度」→「呼び強度」→標準養生28日強度が、調合管理強度以上

標準仕様書では、Fc以上、
JASS5では、Fq以上が、構造体コンクリートが満足すべき強度

単位水量はできるだけ小さく。(ブリーディングや乾燥収縮が大きくなる)
標準仕様書では、調合上の単位水量の上限値を185㎏/m3と規定している。

骨材の密度はおおよそ2.5g/㎝3以上で、それ以下の場合空隙率が高い可能性あり。
絶乾密度が小さく吸水率が高い骨材は、要注意!(単位セメント量、ヤング係数、乾燥収縮率、凍結融解抵抗性)

AE減水剤の減水率は12%程度で、高性能AE減水剤は18%以上の高い減水性に加え、スランプ保持性能を有する。
高強度コンクリートでは、ワーカビリティ確保のためにも利用される。

練り混ぜ後は、セメントの水和反応やセメント粒子の凝集などによってスランプは徐々に低下する。
スランプ低下量は、輸送時間が長く、温度が高いほど大きくなる。

調合管理強度Fmは設計基準強度Fc(標準仕様書)、品質基準強度Fq(JASS5)に構造体強度補正値S,mSnを加えた強度。
標準養生28日で管理し、発注する際の呼び強度は、それ以上とする。

JIS A5308では、運搬時間を1.5時間以内。
標準仕様書では打込み終了までを120分、25℃以上は90分としている。、

試験材齢は28日(標準仕様書)
判定基準は、標準養生で調合管理強度以上。
現場水中養生では調合管理強度以上(平均気温20℃以上)
平均気温20℃未満の場合は設計基準強度に3を加えた強度以上。

軽量コンクリート1種 人口軽量粗骨材 単位容積質量1.8~2.1 27N/mm2以下(36以下)
軽量コンクリート2種 人口軽量粗骨材 単位容積質量1.4~1.8 27N/mm2以下

「高強度コンクリート」
・単位セメント量大、粘性高く振動締固めが効きにくい
・ブリーディング少、仕上げしにくい、プラスチック収縮ひび割れ
・圧送負荷大、高性能AE減水剤の作用で凝結時間が長くなり、側圧も大
・単位セメント量大、単位水量小→単位容積質量が大
・水和熱による温度ひび割れ懸念。総アルカリ量・塩化物量が多くなる
・緻密になり中性化、塩化物イオンへの抵抗性は高まるが、火災時には爆裂しやすい。

・高強度コンクリートには、水和熱の低減のために、中庸熱セメントや低熱セメントが使われる。
・骨材は「無害と判定されるもの」(アルカリシリカ反応性試験)

・JIS規格に適合する混和材・混和剤を使用する。
・回収水を使わない。
・スラッジ水は高強度コンクリートには適用しない。

36<Fc<45 → SL 21以下・フロー50以下
45<Fc<60 → SL 23以下・フロー60以下

Fc≦48 → 単位水量 185以下
48<Fc → 単位水量 175以下
シリカフューム入り → 単位水量 160以下

単位セメント量は、できるだけ小さく
単位粗骨材量は、できるだけ大きく

打込み終了まで、原則120分を限度とする(緩和可能)
日射や風で、表面が乾燥しやすく、こわばり現象。プラスチック収縮ひび割れに注意。

型枠存置期間は10N/mm2以上

強度試験は、打込み日ごと、工区ごと、かつ300m3ごとに検査ロットを構成。
間隔をあけた任意の3台から、3個ずつ供試体。合計9本で試験。

3回の試験結果の平均値が、調合管理強度以上。
構造体温度養生とした場合、3回の試験結果の平均から3を引いて、設計基準強度以上。

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後編では、「現場試験の詳細」を紹介します。

残り数日、総復習に励みましょう!

NR試験室 二見 武馬

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

2019/07/19

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