長岡生コンクリート
コンクリートの生みの親だからこその安心コンクリート診断

2021/10/19

「たまには真面目に公共土木のコンクリート構造物の診断とかやってます」

「たまには真面目に公共土木のコンクリート構造物の診断とかやってます」

「たまには真面目に公共土木のコンクリート構造物の診断とかやってます」

岡山県のとある土木構造物に発生したひび割れの検証についてコンクリート診断士として招かれた。久しぶりに真面目に仕事した気がする汗。生コンポータルはコンクリートの専門家集団。コンクリートのことならなんでも相談に乗れるよ。



このひび割れの原因はなんでしょう?

岡山県のとあるエリアに設置された樋門が現場だった。

発注機関の職員が立会発生してしまったひび割れの原因について第三者の専門家(コンクリート診断士)の意見を聞きたい。

そんなわけで、静岡からお招きいただきました。

久しぶりにヘルメットをかぶって土木現場に入りテンションもアゲアゲだ。

さて、みなさんにはこのひび割れの原因はわかるだろうか。

底盤の上に構築された壁構造。

鉄筋コンクリートの壁だ。

施工敷きは8月、真夏。

ひび割れの幅は大きく(0.6mmを超えるものもあった)裏側に貫通していた。

縦方向に口を開けている。

壁の厚みは750mm。

ここまで書けば、というか、専門家ならぱっと見でもわかるかもしれない。

そう、この樋門に発生したひび割れは温度ひび割れ(外部拘束)によるものであると推定されるのが自然だ。

(引用:https://mssc.fukumiconst.jp/010.php

先に打設された底盤に拘束された状態で壁構造物の温度が下がりるに従い収縮する過程で緊張が生まれ壁にぱっくりひび割れが口を開ける。

非常に単純な理屈だ。

もう、見た瞬間にわかった。

いろいろ事前に勉強されていた職員の方も多分温度ひび割れだろうと想定していらした。

「これは典型的な温度ひび割れです」

僕から断言されたことでとても安心をされていたようだった。



僕たち専門家から言わせれば「ひび割れなんか出て当然」

「ひび割れが出ないコンクリート構造物ができるはずがない」

という前提に立って仕事をしている。

ひび割れにあれこれ一喜一憂するのはコンクリートのプロじゃないとすら思っている。

大切なことは、出口管理。

つまり、出ることを前提にした上でコンクリート施工全体を最適化する。

それが大切だと思う。

 

ものの本を眺めればひび割れを対策するいろんな解説があるのでここで温度ひび割れ対策に関してあれこれ書き散らかすことはしない。

ただ、今回感じたことは、誰もが望んでいることは、不安の解消なのだということ。

いいものを作りたいとか、いいものを手に入れたいというのはあるのかもしれないが、やっぱり一番欲しいのは「安心」。

「大丈夫ですよ」

というその一言。

不幸とか過酷な環境というのは、貧乏になったり、病気や怪我になったりすることではない。

そんなまだ見ぬリスクで頭がいっぱいになって不安で仕方がなくなる状態。

それが、不幸なのだと思う。

経営がうまくいっているときも、うまくいっていない時も。

「くるぞ来るぞ」と言われている大地震に怯えている時も、忘れている時も。

とにかく僕たちを不幸にするのは、「不安」。

コンクリート診断という仕事はそんなコンクリートにまつわる「不安」を解消することなんだと思う。

事実をまずは把握する。

その上で適切な処置を提案する。



目の前でみなさんがホッとしているのを見る。

僕もなんだか幸せになる。

仕事ってのは結局そういうことなんだと思う。

生コンポータルとはインターネット屋ではなくコンクリートの専門家集団。

不安に駆られている人々からのコンクリートに関する相談を待っている。

市場と顧客に安心を届けられるような仕事に引き続き邁進していきたい。



宮本充也

 

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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