2019/03/28
【内発的動機付け】「施工見学会のもう一つの成果物とは?」100人のセールスマンよりも1個のサンプル

エントランスに置いておくだけ。生コンポータルが全国各地で開催している透水性コンクリート施工見学会は「施工して終わり」ではない。施工されたその透水性舗装は立ち寄る人の目に触れる、手に触れる、「なにこれ?」を誘導する。
透水性コンクリート施工見学会のもう1つの成果物
全国各地で開催されている施工見学会は「施工して終わり」じゃない。その透水性コンクリート舗装はそれから永遠にそこで水を通し続けることになる。ということは?
例えばこれも見学会のさいについでに採取された透水性コンクリートサンプルは生コンポータルのエントランスに設置されている。
訪れたゲストは表示されているように手元のバケツの水をサンプルの上に注ぎ込む。ザルのようにコンクリートが水を透すのを見ることほど分かりやすいことはない。
ただ、そこにあるだけ。
営業・セールスという文脈の仕事を長くやっていて身につまされること。
「これ、お役に立つので買ってください」
これ、禁句。
絶対に言ってはいけないセールストーク。
それが実際にその人にとって役に立つことであっても。
「これ役に立つんですよ」
と言われた瞬間に心の距離が離れていく。
残念なことにそういうもんなのである。
これまでどれほど「よかれ」と思って提案したことが結果的に相手に伝わらずそのことで相手の問題解決が遅れたことか。
人は基本的に他人から言われて動きたくない動物。
基本的に主体性を大切にするのだ。
一方、自分から興味を持った場合はどうだろう?
これまでの営業・セールスの経験からこれは同じようでまるで違う。
最初に興味を持ったのは他人きっかけではなく自分きっかけ。
自分が【ナニコレ?】と興味を持ったのと、他人から【コレイイですよ!】と言われたのは天地ほど違う。
ん?なんかおいてあるぞ?普通のコンクリートではないな。なに?水をかけてみろだって?おお!吸い込む吸い込む。これはすごい!
100人のセールスマンよりも1個のサンプル。
押し売りや宣伝広告に飽き飽きしている消費者は外からの作用にはなかなか動かない。
自発的、インサイドアウトの動機付けでなければ行動を起こさない。
つくづく感じること。
その意味で透水性コンクリート施工見学会のついでに設置される透水性コンクリートサンプルは無言で多くを語る。
有能なセールスマン。
そこを訪ねた人は自発的に興味を催す。
自発的に行動を起こす。
「これは、いい」
自らが自らの意思でそう思う。
これぞ、採用に最も必要なプロセス。
他人からではない内発的動機付け。
これが、ものが売れる際に最も重要な要素といっても過言ではない。
そんな見学会、毎日、希望に応じて、どこでもやってます。
敢えて来てくださいとは言わない。
来てくださいと言われると来たくなくなっちゃうでしょ?笑
ただ、毎日のようにやってます。
希望に応じてどこでも開催します。
たった、それだけ。
もし、その事実に興味関心を抱いたなら。
起こす行動は1つだけ。
僕たちは信じている。
透水性コンクリートという価値は携わる全ての人に喜びを届けることだって。
だから15年もの歳月を愚直に捧げている。
透水性コンクリートは生コンでいいことだと信じている。
生コンでいいこと。
宮本充也