2019/08/20
【熊本】「100m2未満なら断然透水性コンクリートが安い!」アスファルトに代わり小規模・全国対応する新マテリアル(Before)

施工予定の現場打ち合わせに訪問。78m2の駐車場。当初アスファルトの排水性でラッドビルズより見積を出した所「高かった」。施主にてドライテックを探し当て再見積もり「水たまりができない」「他にないようなもの」そして、「安い!」という理由から採用。
製造予定:緒方生コン、施工:ラッドビルズ
100m2未満(78m2)ならアスファルトよりも断然透水性コンクリート
計画図面。排水性アスファルトの見積もりは高くなるのも最もで、施工者も材工共で外注しなくてはならない。
施工予定箇所(玄関前アプローチ)。透水性コンクリートは最寄りの生コン工場(生コンポータルでお手配。緒方生コン)から材料で購入ができる。
隣地境界から進入路、右手は駐車場。施工は今週木曜日を予定(本日は土砂降りのため延期)。
透水性コンクリートが普及していないのはひとえに「知られていないだけ」。
ネットがなかったらと思うとゾッとする。
15年携わっている透水性コンクリートの普及活動。
広がり方が変化したのはここ数年の話。
それまでは比較的大型の案件(建築外構や公園遠路、公共案件など)にせっせと訪問営業をしていた。
いばり散らしている役人や購買担当者に頭を下げ下げ買ってもらおうと必死だった。
先方は責任を背負いたくない。
特に大組織になればなるほど、担当者は保守的になる。
変化は嫌われる。
前例踏襲。
結果時間と手間をかけても世界は変わらない。
一方、「自分で金を払う個人」はまるで違う。
その判断は一生を左右しかねない。
当事者意識はいやが上にも高まる。
真剣に「いいもの」を求める。
本気で「必要」を見極める。
彼らはそんな活動にエネルギーを注ぎ込む。
インターネットという手段はそうした当事者意識を持つ個人に「選択肢」という価値を届けることができる。
今月末で3年半ともなる「毎日ブログを3本更新」はそうした個人に価値情報を届けることに一定の成功を収めた。
今や毎日のように日本のどこかで透水性コンクリートは出荷され、施工されている。
主体的な個人の集積が景色を変える。
きわめて変化を拒む既存流通を諦めた。
1つ1つの事業規模は大きくなくとも、主体性のある個人や事業者へ価値を届けるための新しい流通を模索する。
供給可能工場の数は現在200。
施工を協力してくれる全国各地の施工者は300に登る。
この数字を7年以内にそれぞれ、
・製造800
・施工4,000
とする。
階層型ではなくWEB型に繋がり合う施工と製造のネットワーク。
このネットワークはそのまま透水性コンクリートという新しい価値を世界に広げる供給体制として機能するだろう。
景色は変わる。
すると、既存流通も気づく。
もはや、変化ではなく、常識が変わったことに気づく。
やがて既存流通を含めた市場全体が動き出す。
そんな未来を夢見て、今日も、明日も。
そして、熊本で施工される木曜日も。
1つ1つの現場に真剣に向き合う。
水たまり、草むしり、水勾配、蓄熱、地下水や井戸水の枯渇、そうしたことは過去のものとなる。
透水性コンクリートの普及活動とはそうしたものだ。
宮本充也