2020/07/17
【埼玉】「1件1件着実に増えています」自らの手で新しい市場を創造したい熱い生コン工場へ

生コンマッチングのパートナー丸壽産業の新人前嶋修光さんとは現在全国区の透水性コンクリート(ならびに特殊コンクリート)の供給インフラを構築するために日々生コン工場へのPR活動を共同している。今回は埼玉県川口市に創業する金杉建材店(担当:金杉正)。プラントでの試験製造と試験打設で製造についてのノウハウを習得していただく。
施工動画
「1件1件着実に増えています」透水性コンクリート製造ネットワーク
今回前嶋さんのお手引きで訪ねたのは埼玉県川口市の金杉建材店さん。
全国には3200以上の生コン工場があるとされ、現在ではおよそその10%350工場で透水性コンクリート《ドライテック》は製造実績がある。
350工場とか10%といえば簡単そうに聞こえるかもしれない。
ただ、15年前には0だった。
それを営業・マーケティング活動と採用に並行して1工場1工場今回のように現地に赴いては製造をご依頼してきた結果だ。
日本の地面(舗装)の常識を変えるにはまだまだ足りないと思っている。
少なくとも数の上ではアスファルト工場の800〜1,000が目標だ。
きっかけはなんであれ少しでも製造に興味を持ってもらえる生コン工場は貴重だ。
そうしたケースでは必ず今回のように現場に足を運んで製造方法から施工の様子をご案内するようにしている。
地元顧客に見学会として声がけをするケースもある。
スランプというパラメーターのない特殊コンクリート(透水性コンクリート)では各原料の計量値の他に微妙な水分量を検査するための自前の検査方法を採用している。
ダレ試験では容器に試料を入れて30回シャッフルを行ってから「つや」「すきま」を確認する。
簡易型枠(2m×2m)の中で施工フローをレクチャー。
敷設し終えたら写真のようにトンボで平坦性を確保するために均す。
プレートコンパクタで転圧するだけで仕上げとなる。
通常の生コン(土間コンなど)とは全く違った製造・施工要領だが、一度経験すれば次からはぶっつけ本番もいける立派な製造可能工場だ。
自らの手で新しい市場を創造したい熱い生コン工場へ
生コンポータルでは15年透水性コンクリートの市場創造に取り組んできた。
5年目を数えるWEBでの情報発信も奏功し始め引き合いも引きもきらない。
「製造してみようかな」という生コン工場にはインターネットを通じた集客のご協力もできる。
エクスショップやモノタロウなどのネット小売との協業も相まって全国どこにでも受注の可能性はある。
また、自社の顧客や自社エリアに操業する施工者向けのマーケティングや新しい関係性の構築、つまりは新しい市場を自ら創造することだって可能になる。
「エクステリア駐車場なら土間コン」
と選択肢のなかった分野に生コン工場が主体的にソリューションを提供することで「生コンを持ってくるだけの業者」ではない分厚い提案力が生まれる。
生コンマッチングでは全国各地の生コン工場の交流を促進している。
透水性コンクリートだけじゃなくいろんな情報に接続することでご当地での生コン工場としての提案力に厚みが増す。
他の地域の有意な事例を自社エリアに輸入することができるのだから。
生コンポータルでは生コン産業の流動性を高めることで産業が発展し生コンラストワンマイルにいる才能を鼓舞したい。
それは必ず産業の活性化につながる。
より必要とされる生コン産業への道のりとなる。
生コンポータルでは自らの手で新しい市場を創造したい熱い生コン工場を探している。
宮本充也