2021/02/17
《庭コン110番》「いよいよバッタモンが登場?!《完成したら証明書を見せる》は嘘です」フリーダム

イノベーションが普及しスタンダードになっていく過程で必ず発生するトラブル。ドライテックは現在火の勢いで舗装の標準となろうとしているが、中にはその勢いを悪用しようとする施工業者も少なくない。「こんな業者にひどい目に合わされた!」。インターネットの時代には情報格差で一儲けしようとする人々は白日の元に晒される。
ドライテックを騙る悪徳業者にご注意を
株式会社フリーダム
外構工事で一番の希望がドライテックでしたので、
いよいよバッタモンが現れたドライテック
以前は海外旅行で観光地なんかを訪ねると日本人の僕たちを見ると「ニセモノ、ニセモノ、安いよ」と声をかけてくるお兄さんたちがいた。
手に持っているのはヴィトンとかエルメスとかいう有名ブランドのコピー商品。
いわゆる、バッタモン。
「正真正銘のドライテックですか?」
という施主の質問に対して、
「完成したら証明書を見せる」
とこう答えたという。
完成したら証明書。
今まで聞いたことのない回答である。
そもそも、生コン製造者や生コンポータル、キーバインダー製造元のフッコーではそのような証明書というものを発行することはない。
納品に際しては生コン製造者から発行される伝票を提示するだけだ。
証明書とか血統書とか、なんというか、あからさまに怪しいではないか。
※※様
お問い合わせありがとうございます。庭コンの小松です。
ドライテックが正規品か、
ドライテックにはF材と呼ばれる材料が入っており、
ドライテックを購入・
また、
ドライテックの証明書というものは私は聞いたことがありません。
配合計画書と呼ばれる材料の内容を示す書類は製造業者にて発行し
補修については、
一部撤去や補修の場合、見た目が整合しない場合があります。
現在の状況の写真等いただければもう少し込み入ったお話ができる
今回情報をいただいたフリーダムという会社から弊社に何か連絡が
小松
(生コンポータル小松職員からの回答)
その後、お施主さんからは喜びのご返事を頂戴している。
一生に一度の家と庭づくり。
一般の人は建築、土木の知識はもちろん、コンクリートがどうやって固まっているか、ましてやドライテックがどのように固まっているかなどの知識は求めるべくもない。
そんな知識はプロが受け皿となって舞台裏で施主さんにストレスを与えることなく表現されるものだ。
インターネット以前にはこうした悪徳業者はもっとのさばっていたのかも知れない。
言葉巧みに受注に持ち込み、アフターフォローの空手形を発行し、工事代金をせしめた後は姿を消す。
インターネットがなければプロではない自分の考え方や判断が正しいのかどうかがわからない。
参照する情報もない。
泣き寝入り。
「ニセモノ、ニセモノ、安いよ」みたいな愛嬌は無い。
(詐欺師みたいな彼らだって「これ以上やったらやばい」という限度を弁えている)
フリーダム社による今回の対応が仮に事実だったとしたら完全に詐欺だ。
バッタモンの登場はある意味ドライテックが世間に浸透していることの証拠ではある。
今回のような、愛嬌もない、「売れる商品だからそれにいっちょかみして一儲けしよう」という完全に悪意に満ちたこうした施工業者の狼藉は、庭コン110番に寄せられたら直ちに実名付きで公表していきたいと思う。
それが、健全なエクステリア市場の広がりに寄与するものだ。
その後もお施主さんからはより詳細が提供されてはいるが、今後のフリーダム社への対応のこともあるのでここでは明らかにしない。
ただし、生コンポータルでは企業として、そして善良な市民として今回のお施主さんに寄り添うことをここに約束する。
ドライテックを騙る悪徳業者にご注意を。
引き続き生コンポータルでは情報発信を通して健全で流動的な市場形成に貢献していきたいと思っている。
宮本充也