2020/09/23
【急募】「1回あたり30,000円でお願いします!」施工指導員(ドライテック)募集のお知らせ

現在透水性コンクリートの普及拡大を阻害しているのは集客ではなく供給(製造・施工)体制。供給体制を阻害している要素は施工初体験の施工者への施工指導の不備。映画「透水宣言」でも施工指導マニュアルの撮影を予定している透水性コンクリート《ドライテック》の「施工指導員の募集を始めます」。
30,000円/回でドライテックの施工指導員やってみない?
施工の成否は材料の品質管理にかかっている。
フローの初期をきちんと管理すれば安定する。
品質管理の鉄則だ。
比表面積が大きく風と空気との接点が多くなりがちなポーラスコンクリート(透水性コンクリートのこと)を現場で施工する上で最も大切なこと。
水分量管理。
写真にあるような、ダレ試験と呼ばれる品質検査。
ここで重要なのは専用の容器に試料を8分目まで入れて30回上下にシャッフルする。
蓋を開け写真のように、
「空隙がきちんと確保されていること」(確保されていなければ透水しない)
「つやがきちんとあること」(乾いてしまっていてはドライアウトと言って骨材が剥がれる不具合が発生する)
の2点を確認する。
問題なければ今度は排出。
この時、容器にペーストが、
「まばら、すだれ状に付着している程度で容器の向こうが見える程度」
であることを確認する。
もし仮に「全く付着していない」ようであれば材料は乾きすぎていてドライアウト(水和不良)が懸念される。
逆に、「ペーストで容器の向こうが見えない」ようであればそれは水分量が過多であることの証拠。
施工指導の最初に行われるのは荷下ろしされた材料(一輪車2〜3杯は下地に敷設してから)を試料とした品質検査だ。
施工指導員研修プログラム
女子だけで施工できる簡単さ。
一般の方でも施工・DIYに挑戦できる敷居の低さ。
こうしたプレゼンをこれまで積み重ねてきても間に合ってないのが、
⚫︎現場立ち会い
⚫︎施工指導
今(2020/09/23)もそうだが、雨が一発降ってしまうとエクステリアの工程は狂う。
そして寄せられる施工指導員の派遣要請は全国区。
これまで無理して静岡県の伊豆地方から鹿児島やら北海道まで足を運んできたものの、ここにきてもう限界を迎えている。
どうにも立ち会い要員の確保が厳しい。
もちろん、素人さんを派遣するわけにはいかない。
一定の要件を満足した方(施工指導員)に現場に立ち会っていただきプロの施工者(時にはDIYer)を相手に施工の要諦をお伝えする。
そのための、「施工指導員研修プログラム」を始めることになった。
⚫︎法人・個人・年齢・性別不問
⚫︎実際の現場に先輩施工指導員に付き添って施工指導を研修していただきます(日当・交通費の支給あり)
⚫︎目安としては2回の施工指導経験後晴れて独り立ちして施工指導員になっていただけます
⚫︎基本的にはお住まいの地域の施工指導について優先的にご依頼させていただきます
⚫︎条件:30,000円/回(交通費別) ※実際は半日、2〜3時間で終わってしまうことが多い。
実際の施工指導は対象者はプロの施工者であることが多い。
現場に材料が納品されるに先立ち指導員には現場で大まかなフローについて説明してもらう。
⚫︎敷設(ふせつ)
直下ろしか、一輪車搬入、スコップで誰が敷設を主に担当するのか。実際その日の施工人員は打ち合わせ通りか。路盤をきちんとあらかじめ濡らしてあるかなどがチェックポイント(別途、施工要領は明文化されてます)。
一輪車で材料を受けての敷設。
端部は敷設直後にタンパなどを利用して締め固められることが多いものの、その際の材料の状態はしっかりとチェックしたい。
⚫︎均し
トンボやアメリカンレーキ、プラスチックゴテや木ゴテなどを用いて平坦性を確保する。余盛りは100mm厚の場合は120mm(20mm)であること。高さ筋(たかさきん)でレベルを確認することなどが注意事項。
⚫︎転圧
プレートが入らないような狭い場所や役物周り、端部など転圧ができない箇所はタンパなどを用いる。それ以外の場所は30kgタイプのプレートコンパクタを使用するが、転回時の凹凸、不陸を注意する。さらには、転圧可能な材料の状況(まだ、つやが完全に失われておらず、白く乾いていないなど ※詳説動画撮影予定)について説明する。
実際は均しと転圧は並行して「均しを転圧が追いかけるようにして」行われる。
⚫︎養生
施工後の注意事項(車両の乗り入れまでの時間その他)について説明。
まあ、実際は相手もプロだから施工の要諦さえ伝えたら出る幕なし。安心して!
「プロ相手の施工指導」
なんていうと構えてしまうかもしれないが、実際はポイントは限られている。
2〜3回の施工指導立会で要諦さえ掴んで仕舞えば、それをあとは施工者にお伝えするだけ。
5分もすれリズムが生まれて、あなたはまるで出る幕無しになるだろう笑。
逆に、手持ち無沙汰で一輪車のお手伝いなんかしてあげると喜ばれるかもしれない。
いくらプロ施工者だからといってYouTubeやブログを見て予習しただけでは「ぶっつけ本番」は怖い。
だって、それはお金をもらって受注した実際の案件だからだ。
そこは、きちんと指導できる施工指導員にきちんと立ち会ってもらいたいというのが人情だろう。
ちなみに、施工指導員派遣の費用については初回施工のみ生コンポータルで負担することになる(プロ施工者限定)。
2回目以降は施工者負担。
今急速に拡大しつつあるドライテック施工指導員派遣の要請。
全く異業種ってことになると抵抗もあるかもしれないが、生コン工場など施工周辺の方であればきっと敷居も低く挑戦できるはずだ。
「施工指導員の募集を始めました」
この機会にぜひご検討よろしくお願いします。
宮本充也