2019/10/17
【佐賀】「水勾配を取ると奥をすごくあげなければならない」駐車場、133m2

佐賀県唐津市。今回は駐車場整備の依頼。「水勾配を取ると奥をすごくあげなけらばならない」。「真ん中に水勾配を取ってもダメ」。透水性コンクリートを提案し採用。松尾氏「また使っていきたい」
製造:福佐商会、施工:左官信松尾(133m2、100mmn厚、6人、5時間、庭コン登録)。
水勾配を取ると奥をすごくあげなければならない
施工Before。路盤工の様子。見てわかる通り、手前側側溝に排水を考えた場合、一番奥に向けて傾斜(水勾配)を設置する必要がある。
旗竿地など奥まった広い面積の場合、
「水勾配を取ると奥をすごくあげなけらばならない」。
「真ん中に水勾配を取ってもダメ」。
という懸念が生じる。
施工開始。
「水勾配から解消される」透水性コンクリートを提案したところ採用。
土間コンクリートと比較した施工上のもう1つのメリットは施工区間の自由度。
任意の場所に型枠を設置して施工面積を自由に決めることができる。
材料を留めた型枠はなんとその直後に外すことができる。
自立した材料にそのまま新しい材料をつけジョイントとすることができるのは施工上の利点となる。
施工After。133m2、100mmn厚、6人、5時間。
施主にも施工者にも生コンにも優しい。
欲しがりません勝つまでは。
贅沢は敵。
国家天下のために。
みたいな、誰かにしわ寄せのある工法は今時はやらない。
「お施主様のためなら俺たちは食わなくても我慢する!」
みたいなやつは実際ある。
「設計はあの著名な〜〜さんだ!この実績はきっと未来につながる!だから今回は赤字でやってくれ!!」
みたいな普及活動はそのうち続かなくなる。
実際ピラミッド型の建設産業ではそうした「下から搾取」は横行している。
常に元請けがいばり散らしている。
設計にへりくだる。
買う人が一番偉い。
お前らは一生へりくだってろみたいな。
そんな材料や工法は永久に日の目を浴びないと思う。
今の時代は関係当事者がみんなハッピーでなければならない。
⚫︎施主
「水勾配っていう坂道にしなくていいし、草も生えてこない。さらに、コンクリートだから耐久性抜群でノーメンテ!」
⚫︎施工
「いつも頭を悩ませる水勾配から解消される。施工も非常に早いから普通は2〜3日見ておかなければならない工程もたった1日。省人化にもつながる」
⚫︎製造
「抜群の輸送・製造効率。また、取り組んでいる製造者も少なく新技術に前向きな工場として顧客からの支持を得られやすい」
誰にとっても有益な舗装、透水性コンクリート。
だから、普及する。
あとは、「知ってもらうだけ」。
IT小売らとの協業でその認知はさらに加速する。
すでに47都道府県すべての地域で実績のある透水性コンクリート。
今回は佐賀で。
このダンスに参加する人たちが増えている。
何にも覆われていなかった大地を再生しよう。
宮本充也