2020/01/20
【大分】「透水性コンクリート動画紹介!」(その1)大分綜合建設

今は分からないことがあるとYoutubeという人が増えた。特にプロではない一般の方にとっては動画は直感的に「なにすればいい」がわかる便利なツール。透水性コンクリートの施工方法をわかりやすく教えてくれる「透水性コンクリート動画紹介!」その1は大分綜合建設。
大分綜合建設の水たまりのできないコンクリート【DRY TECH】
製造・試験・施工一連のプロセスを動画で解説。
製造
プラントにおける材料投入に並行してF材(フッコー製)を手投入する(まさつぐ出演)。
つづいて運搬距離や季節にもよるが、遅延剤(化学混和剤)を投入。
投入が済んだら2分間ドラムを拘束攪拌する。
試験
続いて所定の容器に材料を詰めて30回シャッフル。
動画では材料性状の良い例・悪い例が非常にわかりやすく示されている。
施工
試験でOKとなったら施工が始まる。
材料を所定の厚さに敷設しレーキ(トンボ)やプラゴテなどを用いて均していく。
動画では生コン車からの直接荷下ろしとなっている。
これはワイヤーメッシュが不要であるためであり透水性コンクリートの施工性の大きなアドバンテージ。
端部は割れが発生しやすいということもあり「人力タンパ」で特に入念に締め固める。
「骨材表面のキラキラがなくなったら」プレートコンパクタで締め固め。
あまり早い段階でこの作業をすると「目つぶれ」の原因となる。
駐車場1台分(15m2程度)が30分で施工完了。
透水状況
そして最後は完成した舗装に水をバシャバシャとかけてその透水性を確認。
「ぐんぐん飲み込んでいます」
雨の日の状態も。
ちょうど隣には従来のコンクリート土間が舗装されてあっていい比較になっている。
普通の土間コンはみずたまりができる。
カラーも対応可能
基本色8色に加えロットがまとまれば(120m2以上)オーダーメイドであらゆるカラーに対応している。
大分綜合建設生コン工場作成
生コンポータルでは今後全国各地で製造・出荷されている透水性クリート「ドライテック」の動画を紹介していきたい。
押しつけの「これ」といったものではない。
いろんな地域でいろんな人たちがそれぞれにためして今がある透水性コンクリート。
いずれもその断面としての真実を表している。
生コンポータルも今DIY向け動画の制作を始めている。
こうした活動の集積が透水性コンクリートが一般化する契機になればと期待している。
宮本充也