2020/07/03
【岡山】「雨で暇だったので片道1時間弱いってみました!」岡崎建材・ヒカリコンクリート

岡山県玉野市。「雨で暇だったので片道1時間弱いってみました!」はヒカリコンクリートの光田さん。施工者目線で考えると普段なかなか予定が入らない生コン屋さんも雨の日なら暇。互いにWINな材料は透水性コンクリートという土間コン。
製造:ヒカリコンクリート、施工:岡崎建材(25m2、4名、約1時間半)
製造者にも、施工者にも、もちろん施主にもWINな材料
施工Before。
100人の施工者がいたら100人ともいうだろう。
「雨の日は絶対に土間コン打たない」
これは、1日がかり長時間に及ぶ土間コンクリートの施工の最中に雨に打たれてしまったら出来型に問題が生じ施主との間でトラブルに発展することを知っているからだ。
一方、製造者(生コン工場)は雨の日は暇してる。
開店休業状態で普段できない仕事(はつりとか整備とか)をやったりするのだけれど、梅雨時期毎日雨が続くような日にはもうしまいにはやることがなくなる。
施工者も製造者も「雨は嫌」なのだ。
それが土間コンの常識。
生コンの常識。
その常識に今変化が起きようとしている。
なんと、ブルーシートのような簡単な養生で施工を敢行している。
これは、透水性コンクリートならではの光景と言っていい。
透水性コンクリートは雨予報の日でも強い。
それは、ペーストで満たされている表面ではないため、多少の雨がかりであれば問題ない。
それに降水確率が高いとは言っても始終雨が地面をたていているわけではない。
雨の合間、晴れ間がのぞいた時にさっと施工できる。
およそ1時間半で施工が完了したとの報告になっているが、通常の生コンによる土間コンクリートではそんな短時間では施工は終わらない。
だから、雨の日の施工は見送られる。
その長年続いてきた「土間コンの常識」に今革命が起きている。
土間コンクリートは降水確率の高い日でも施工できる。
施工者にとって雨の日は工程が逼迫する、製造者にとってはやることがない
こう考えてみると、透水性コンクリートはどうしても対立を招いてしまっていた製造者と施工者をWIN−WINの関係にしている。
雨では仕事できなかった土間コンは晴れになると今度は多くの施工者が「朝一番」を狙って生コン屋さんの争奪戦となる。
一方の生コン屋さんも雨の日で延期延期になっていたため車両にも限界があり苦しい立場に立たされる。
現場はギスギスする。
「お前が乗ってもってこい」
くらいの話になる。
ちょっとでも遅れるとクレームの電話が鳴り響く。
お互いを傷つけ合う関係性。
それがこれまでの土間コンがもたらしていたものだった。
透水性コンクリートは互いを笑顔にする。
「雨で暇だったので片道1時間弱いってみました!」
そんな晴れやかな言葉が生コン工場からも漏れるのだ。
製造者、施工者、そしていうまでもなく施主にとっても透水性コンクリートは土間コン革命なのだ。
※こちらの現場はトップコートが予定されており、カラー塗装された後の写真も報告予定
宮本充也