長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2019/12/31

「2019年透水性コンクリート書き納め」

「2019年透水性コンクリート書き納め」

今年の僕の頭の中の9割方は透水性コンクリートだった。来年は9割5分まで引き上げたい。なんとしてでも産業の再定義をこの人生のうちに成し遂げたいのだ。そのための具体的コンテンツ「2019年透水性コンクリート書き納め」。



生コン産業の再定義のための具体的活動としての透水性コンクリート普及

今日で毎日ブログ3本以上3年と10ヶ月が経過する。

雨の日も、絶望の時も、二日酔いでも、インフルエンザでも、絶好調でも、毎日ブログ3本以上。

連休も、仕事も、海外出張も関係ない。

地球の自転と歩調を合わせ毎日欠かさずブログを書きつづけて3年と10ヶ月。

例えば、

「売り上げを上げるためにブログを!」

とか、

「いいね!を増やして問い合わせを増やそう!」

みたいな動機付けは途中から消える。

おそらく僕以外に毎日3本3年10ヶ月やったことのある人はいないだろうからこの景色は僕だけのものだろう。

そして、これを10年続けることにコミットしている。

10年経った時にどのような景色になっているのだろう。

毎日飽きもせず透水性コンクリートを中心としたブログを書きつづけてきて今年の中頃から明確に意識していることがある。

透水性コンクリートの普及の先にあるのは「産業の再定義」であるということ。



縦割り閉鎖的な産業構造では新しい時代の要請に貢献できない。

理由がよくわからないが、3年と10ヶ月前にブログを3本書こうと決意し今に至る。

きっかけは長野県のお会いしたこともない一般の方からの透水性コンクリートの問い合わせ。

なんと数百万の売り上げが一夜にして上がった。

それも、静岡県の見知らぬ生コン工場での経済活動として。

なにかを感じる出来事だった。


誰もが知るように生コンには1時間30分という目に見えない壁がある。

JISで規定されている「生コンは1時間30分以内に荷下ろし」は鉄のルール。

一方4年前に起きた出来事は車で5時間もかかるような長野県の住宅外構に透水性コンクリートという生コンが届いた。

もちろん、透水性コンクリートを静岡から持っていくわけにはいかない。

それは日頃から関係性のあったご当地の生コン工場から実際には届けられたものだ。

ただ、考えられない問い合わせルートで生み出された物流なのだ。


生コンは通常以下のような情報脈・商流を辿る。

1.発注者(施主・行政)

2.建設会社(ゼネコン他)

3.商社(流通、ここは複数階建てになる場合が多い)

4.生コン組合

5.生コン工場

1.「買う人」5.「作る人」で成立しそうな経済活動の間に2〜4(実際は5階建以上なんてこともザラ)が存在する。

その常識から考えると4年前に起きた、インターネットを媒介とした1と5の直接取引に僕は予感を感じたのだ。

その予感に従って続けた毎日ブログ3本以上4年目の今年2019には一体なにが起きたか?



新興ネット流通との出会い。

https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_902.html

「老木が新芽を生やし、湧水が復活する」

誰しもが焦がれてやまない自然と人が調和する具体的なテクノロジーとしての透水性コンクリート。

僕はその普及を15年も上記の1〜5の枠組みの中で続けてきた。

結果どうなったか?

世界の景色は変わらない。

行政を頂に仰ぐヒエラルキーの産業構造の中で必死にいわゆる「営業活動」を続けてきた。

誰もが共感するけれど、誰も動こうとしない。

一旦出来上がってしまった産業構造は新しいアプローチ(変化)をよしとしない。

これだけ焦がれている技術なのに、発注者は見向きもしないのだ。

そのくせ自分の家には透水性コンクリートを採用したりする。

なぜだ?


この問いを立て続けた。

どうして求められている存在なのに、誰もがその有意性に異論を唱えないのに、なのに世界の景色は変わらない。

その理由を僕は固定化し長年経過してしまった産業構造にあると仮説している。

その産業構造では新しい文脈(サステナビリティ、クローズドループ、SDGs、サーキュラーエコノミーetc)に対応できない。

新しい文脈に対応するためには?

「産業構造をぶっ壊す」

ということではない。

すでにその産業には多くの人たちが今も存在し価値を生み出している。

それを否定しても始まらない。

その人たちがいなければ生コン(の一部である透水性コンクリート)が市場に届かないのは事実だからだ。

破壊ではない。

再定義。

アップデート。

エクスショップやモノタロウら新興ネット流通との協業が具体的な形として生まれた。



そして、2020年閾値を迎える。

このところの爆発する問い合わせ件数や施工実績はそれを示している。

3年と10ヶ月前に始めた毎日ブログ3本。

正直、効果があるかどうか、仮説が正しいかどうかなんてまるでわからなかった。

わからないかもしれないが、毎日ブログ3本は非常に地味で大変な作業だ。

それを1年続けてもまるで反応がなかった。

2年続けても、さほどだった。

それが、今年の中頃からあきらかに変化したのだ。

もちろん、問い合わせ件数もそうだが、自分自身の思想が変化した。

「物を売ろうとしても売れない。産業構造を再定義する以外普及はあり得ない」

その思想は言動を変えた。

共感する人も増えた。

今では250以上の生コン工場が透水性コンクリートの普及に賛同してくれる。

問い合わせは後を絶たない。

DIYという一般人からの共感も激増している。

2020年は誰も見たことのない拡大が待っている。



さあ、そんな2019年が更けようとしている。

明日から始まる2020年では僕の95%をこの活動(透水性コンクリート普及)に捧げたいと思う。

生コン工場と社会の関係性を再定義する。

そのプロの領域で「自然と人が調和する世界」の構築に貢献する。

2〜4の階層で減衰した社会の要請ではない。

ダイレクトに社会が求めているものを感じて主体的に行動に移す産業構造のあり方。

そんな生コン工場。

ラストマイルが光り輝くアップデートされた生コン産業。


そんな、具体的な活動として透水性コンクリートを位置付けている。

もはや「売り上げ上げて金儲けしたい」という動機付けは毛ほど1mmも無い。

その程度の動機付けでは3年と10ヶ月は続かない。

嘘だと思うならやってみろ。


2020年も全力で走り抜けることをここに誓う。

今年1年も大変お世話になりました。

どうぞ、2020年も互いに支え合いましょう。

良いお年を。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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