2016/07/02
「膨大な束が変える地球環境」2400億円市場

○○すべき
という目標があったら、それを形にするまでの道がある。
「日本中の土間コンから水たまりがなくなるべき」
という目標をまでの道を構成する要因は具体的に書けば、
・全国の生コン工場の理解と協力
・透水性コンクリート施工を全国の工事業者が理解
・情報発信や流通網の整備
などのインフラが整ってこそ、透水性コンクリートという弾丸はその上を通ってユーザに届く。
夢ばかり語って実働が伴わないのは嫌だ。
そんな絵空ごとばかりのたまわっていても日本中の土間コンから水たまりはなくならないし、
ヒートアイランド現象やゲリラ豪雨の緩和など永久にやってこない。
ただ、目標を先において眺めると、
・ヒートアイランド現象の抑制
・ゲリラ豪雨の緩和
なんて、「は?」である。「なに寝言いっちゃってんの?」のように聞こえる。
それはそれで大切でありながらも、現実の自分ができることに目を向けると、
・月に○○回の施工業者や生コン工場を巻き込んだ製造・施工体験会を目標にする
・実際に実行してみて、目標と実績の差異を確認する
・反省して改善点を次回目標に反映させる
・ITを利用して見込み(まだ透水性コンクリートを知らない)先に対して情報発信をする(ブログ書く)
・それらも、目標回数(KPI→Key Performance Indicator)として設定して管理する
という風に実際の仕事が並ぶ。
これら仕事にコミットするのはとても大変。
直ぐに成果が上がらないし、それ以外の些事は、
次から次へと「やらない理由」を提供してくる。
―夢
年間着工件数(持家系)は現在80万棟を割っているが、
つまりカーポート平均面積を30m2として考えると年間に、
2,400万m2
土間コンが増えている計算になる。
仮に1m2が1万円だっとするならば、その市場は2400億円市場となる。
また、厚さ10㎝だったとして空隙率が20%だとすると、
2400万(m2)×0.1(m)×20%=48万立方メートルもの水が、
土間コンクリートの中に一時貯留される計算になる。
―現実
・全国の生コン工場の理解と協力
GNN元気な生コンネットワークでの生コン工場同士の交流をコアに、
透水性コンクリート製造に関する共通認識を広げていく。
また、「いつでも練れる」工場を増やしておく。
さらに、GNNの工場から近隣の工場にその温度を伝える。
・透水性コンクリート施工を全国の工事業者が理解
定期的に、GNN工場を中心とした半径に存在する施工業者に向けて、
透水性コンクリートに触れる機会を創り伝える。
・情報発信や流通網の整備
既存メディアや最近色々な特に建設系で発生している各種プラットフォーム、
透水性コンクリートという価値を世間一般に発信する。
こうしたブログもそうだができるだけ適切に必要なところに必要な情報を、
伝えるための仕組みを想像し、整備し、運用する。
最近、50周年の節目に、数多くのお世話になった方々を訪ねる毎日を過ごしている。
今日はすでに引退された方と、午前中じっくり過去についていろいろ話していたが、
余りにも膨大な変化がたった10年、15年という歳月がもたらしている事実に気づく。
「つぶれかけの生コン屋」
だった15年前には、想像もつかなかった変化があった。
「今」
は、膨大な紙が束になってその長さを構成する「たった1枚」でしかないが、
このたった1枚をどのように描くか、創造するかが、
次の1枚をより良いものにして、その紙の束がどのように成長するかのカギを握る。
ドライテックに限らない。
いろいろな透水性コンクリートが普及するべきだと思っている。
それぞれにそれぞれの良いところ得意なところやOnly Oneが光っている。
それらOnly Oneが最大限に光って、きちんとそれが届くべきところに届いて、
結果的に世の中からヒートアイランド現象が亡くなっていたり、
ゲリラ豪雨が緩和されて貴重な人命が失われなくなっていたりすればいい。
膨大な長さの束から見たら、たった1枚はあまりにも気が遠くなる小さな1枚だが、
真剣に真剣に、この1枚を大切にして、次の世代に価値ある環境を残していきたい。
今日も大切な1枚を創っていこう。
宮本充也