2021/06/23
《無料》「250万の見積もりが100万になった例もある」見積もり・プラン診断

「リストに載ってる業者に連絡したけど土間コンの3倍、4倍の見積もりになっちゃった」「どうしてもドライテックにしたいんだけど、施工してくれる業者が見つからない」。普及するに従い見えてくるエクステリア業界の闇、後をたたない悪徳・怠慢施工業者の列。庭コン新サービスが業界の闇を晴らす。
土間コンの3倍?4倍?
岡山県白石建設には一般のお施主さんから毎日1〜2件の問い合わせが寄せられているという。
「リストに載ってる業者に連絡したけど土間コンの3倍、4倍の見積もりになっちゃった」
「どうしてもドライテックにしたいんだけど、施工してくれる業者が見つからない」
庭コンリストで紹介されている施工業者数が2000件をいよいよ突破するとはいえ、まだまだ供給体制の拡充が必要なのも事実。
そんなニーズの受け皿を見つけることができなかった一般の方々から寄せられる現地の生コン工場への相談。
「最初は一般施主対応をお断りしていました」
こう話すのは白石建設の武南社長。
そもそも、生コン工場の顧客は施工業者。
もちろん、お力になりたい、という気持ちはあっても、いちいちの一般消費者の受付を対応するような業態になっていない。
ただ、それにしても、あまりにも問い合わせが多い。
そして、次第にわかってきたことだが、エクステリア業界の闇ともいうべき後を絶たない悪徳施工業者や怠慢なエクステリア業者の存在。
生コン工場である僕たちが製造している材料(ドライテックや生コン)がそんなエクステリア業者によって、不当に高い値段で売られていたり、求められてるのに葬り去られていたり。
「エクステリア業界、どげんかせんといかん」
武南さんがそう言ったかどうかは別として。
このままでは僕たち生コン製造者のプロダクトが不当に取り扱われ、必要とされているにもかかわらず埋もれたままになってしまう。
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例えば、今回の一般のお施主さんもそうだ。
「ドライテックにした場合、3倍って言われちゃったんですよ」
今回初めてその悪徳業者に苛まれている一般の人をリアルで見た笑。
武南さんと顔を合わせてついつい笑ってしまった。
「それ、出鱈目ですよ。嘘つきです、そいつ。名前晒してやりたい」(僕)
「いやいやいや、それはダメ」(武南)
こちらの見積もりで提示されている土間コンクリート(@6000円)は至極妥当な価格と言える。
で、そいつの言い分通り3倍になったとしたら、ドライテックは@18000円ということになる。
どう考えても、そんな金額にはなりようがない。
百歩譲って、施工部分の原価圧縮を一切鑑みないという条件だったとして、同様の作業員、同様の手間だったとして比較したとして、m2あたりの単価比較は以下のようになる。
生コン15,000円/m3
ドライテック40,000円/m3
材料だけで比較してみよう。
通常、エクステリアに用いられる舗装コンクリートは100mm厚。
生コン1,500円/m3
ドライテック4,000円/m3
その差2,500円/m2、どう考えても3倍にならない。
まあ、常識的に言っても、土間コンが6000円ならドライテックは8,500円、1万円を超えたらちょっとそれはやりすぎではないか。
(本当は、土間コンと違ってドライテックの場合はワイヤーメッシュは必要ないし、1日でスキトリ・残土、水勾配などの排水関連も全て1日で完了してしまうため、材料の差額くらいは埋められるのだが)
透水性コンクリートドライテック講座 #7 ドライテックは結局安いの?
その辺をじっくり解説してあるので、興味があったらこちらをご参照されたし。
この点に僕たち生コン工場は疑義を感じてきちんとした庭コン新サービスサービスとしてリリースすることに決めた。
ドライテックに関係している生コン工場ら有志が参加しているメッセンジャーグループでは日々多くの一般の方々からの問い合わせが共有されている。
武南さんによれば、「250万の見積もりが、100万になった例もある」という。
生コン工場はそれぞれの地域でその地域の施工業者と長年の友好関係を結んでいる。
取引のある、「顔の見える」施工業者に生コン工場として入手した見積もり・プランを相談する。
「これ、適正価格ですか?もし、そうでないならば、ちゃんとした条件で改めて見積もりを作っていただけませんか?」
手に入れた見積もり・プランをそのまま取引業者に流し対応してもらう。
名付けて、「後出しジャンケン見積もり・プランサービス」笑。
ごくごくシンプルなプロセスだが、これにより良心的な見積もり・プランをお施主さんがゲットできるというのであれば、それは非常に意義深いことだ。
悪徳・怠慢なエクステリア業者が白日の元に晒されることでエクステリアの闇は晴れよう。
とてもやりがいがとてもある仕事だと思う。
宮本充也