2019/07/28
「下を向いて歩こう」#2 兵庫県新神戸

シリーズ「下を向いて歩こう」は訪ねた街で地面をディスるだけの生コンブロガーにとってはお気楽企画。日本の大地を再生したいという想いで地面を眺めるとなんといけてない地面が幅を利かせているのだろう!今回は兵庫県の新幹線駅新神戸の地面。
身障者の乗降場の地面がこんなんでいいの?
駅を降りたら目に飛び込んで来るランドマーク「新神戸オリエンタルシティ」の手前に注目。
身障者のシンボルマークが水浸し。神戸の玄関口の地面の真実。
「とまれ」は文字通り車がよく止まるところはどうしても凹んでしまう。これは、アスファルト特有の「わだち」という現象。
アスファルトのわだちは仕方ない現象。
惜しい、新神戸の地面。
雨上がり、水浸し。
芦屋のマダムが高級車で乗り付けてさあ新幹線に乗りましょうなんて矢先に足元水浸し。
財界の大物のマダムだったらJR西日本の役員人事に影響が出ないとも限らない。
早めの対応を勧めたい。
冗談はさておき、こりゃひどい。
国際都市神戸の玄関だ。
少なくとも排水性アスファルトくらいは採用していて欲しかった。
アスファルトにも透水性(排水性)というものはある。
透水性コンクリート同様水を吸収する。
ただ、写真の「わだち」は不可避。
わだち、そして紫外線劣化、熱による緩み。
やがてその排水性も衰え、回復不能な目潰れを起こし、水たまりが発生する。
これは、アスファルトが石油由来の熱可塑性樹脂に由来しているから。
役所・設計コンサルに問題がある。
こうした公共の舗装は一般に役所や設計コンサルらが採用を決める。
彼らは常に勉強不足だ。
ググれば一発で出てくるような知識さえ彼らは持っていない。
これまで通り。
前例踏襲。
今は阿呆らしくなってやめてしまったが、以前は設計コンサルや役所営業をしていた経験がある。
彼らは新しいことにチャレンジしようなんて毛ほども考えてない。
(一部そうではない人もいるので、その方達ごめんなさい)
減点方式の評価制度。
新しいことでもやって失敗したらババ引く。
そんな発想しかもっていないため、この程度の地面が生み出されてしまう。
営業に訪ねるこちら(新製品を売り込もうとする営業マン)の方を見ていない。
目も合わせない。
挨拶もできない。
上司の評価しか気にしていない。
事実、飛び込み営業した時は目も合わせず、目の前で名刺をゴミ箱に捨てていたその担当者は、役所OBと同行で訪問した時は打って変わって「いやいや、お待ちしておりました。20名でお話を伺わせていただきます」と、180度異なる態度で接遇していたことを思い出す。
(今となってはいい思い出)
そんなわけで、およその役人や設計コンサルはこの程度の地面しか作ることができない。
いつの世も、変わらない真理のようだ。
と、地面だけでなく発注期間や設計コンサルまでディスってしまったが、まあ、このくらいのことかけなければブロガーなんてやってられない。
どうせ、ググることすらしない彼らはこの文章を読むこともないはずだ。
いつか変えてみせるぜ日本の地面!
透水性コンクリート普及の道は険しく遠い!
だけど、楽しい!!
生コンでいいこと。
宮本充也