2019/05/20
【埼玉】「土間コンクリート30年経つとどうなるのか?」築30年住宅の駐車場の今

生コンポータルが手がける透水性コンクリートの歴史はおよそ15年。街中の土間コンクリートは生コン産業が70年の歴史を数えるから、およそそれと同じくらいの歴史を有しているはず(とはいっても70年の歴史ある土間コンはそれほどないはずだが)。30年経つどどうなるの?
埼玉県の住宅地に見た30年経過した土間コンクリートの今
こちらが実際に30年を迎えた土間コンクリートの現在の様子。
水勾配(水はけのための傾斜)がつけられ写真手前側の排水設備(U字溝)に排水される。
30年経ってもコンクリートはコンクリート。
もちろん表面は汚れている。
その原因は黒カビやコケなど。
水とともにコンクリートの細孔空隙の中に有機分が入り込んで繁殖する。
30年分汚れている。
けれど、ひび割れや轍(わだち)といったものは見られない。
こちらは劣化著しいアスファルトの様子(https://www.seikatsu110.jp/garden/gd_asphalt/16958/ から引用)。
そもそも、アスファルトとコンクリートは似て非なるものって知ってた?
アスファルトは石油製品。
仲間にはポリバケツや輪ゴムなどがある。
ポリバケツや輪ゴムを30年外に放置しておいたらどうなるだろうか。
ポリバケツは弾力を失いパリパリに。
輪ゴムに至っては原型をとどめていないほど跡形もなく消失してしまうのではないか。
コンクリートは何の仲間?
コンクリートは無機物。
仲間でいうと、石ころやガラスなどが挙げられる。
石ころやガラスを30年放置しておいたらどうなる?
石ころは石ころ。
ガラスはガラス。
変化しない。
これが、コンクリートの強み。
サンポールなど、コケ・カビを洗い落とす方法だってある。
たしかに見た目は30年分汚れてしまう。
けど、酸性洗剤で洗う方法もある。
コンクリートはガラスや石ころの仲間。
ここから10年20年経ったとしても
ぶよぶよに溶けたり消失してしまうことは絶対にない。
人の生涯よりも長くそこに存在することができる。
透水性コンクリートもコンクリート。
生コンポータルが普及させ時代の土間婚の常識にしようとしている透水性コンクリート。
水を透すコンクリート。
その名が示す通り、これもコンクリート。
だから、アスファルトとは異なる。
そこにいつまでも存在することができる。
そして、水を通す分コケやカビの繁殖も抑えられる(0ではない)。
よくある質問。
ポロポロ石が取れたり轍になったりするんでしょ?
まず、無い。
安心してほしい。
30年だって、50年だって、70年だった。
コンクリートはいついつまでもその性能を保持します。
生コンでいいこと。
宮本充也