2020/06/13
【愛知】「30分くらいで打ち終わるのがベストですね」 「いやそれ難しいでしょ?敷き均ししてベニア敷いてプレート打ってなんて30分超えちゃうよね?」

毛受建材の至宝ダイソンこと大村貴史はたった1人で透水性コンクリートを運んで施工できる強者だ。その営業力は愛知の大地を片端から透水性コンクリートに変えてしまうほどの威力だ。「30分くらいで打ち終わるのがベストですね」「いやそれ難しいでしょ?敷き均ししてベニア敷いてプレート打ってなんて30分超えちゃうよね?」。お客さんとの一幕。
製造:毛受建材、施工:愛建興業。
⚫︎参考記事: 準備力、意識の高さに驚愕 2020.06.12
30分で全てを終わらせる男ダイソン
ダイソンの手掛けた透水性コンクリート施工After1。
施工After2、正面から。
出張セミナーやってます
毎月定例で毛受建材主催で「生コンでいいことセミナー」は開催されている。
そこでは透水性コンクリートをはじめとした先端コンクリートテック「生コンでいいこと」の紹介がされている。
その参加者のお一人が所属するエクステリア会社(丹羽エクステリア)からダイソンにお呼びがかかった。
なんと8名ものエクステリア専門家に囲まれたダイソン。
並の営業マンなら尻尾を巻いて降参のはずだ。
「1人で透水性コンクリートを運んで施工をする男」
伊達ではない。
たった1人で8名を相手に淀みなく説明が続く。
社長からの結論、
「うちもドライテック問い合わせ多くなって来たから試しにサンプル打設してみよう」
ダイソンの説明はエクステリアの手だれ達の信頼を勝ち得た。
30分で終わる、というよりも、30分いないに仕上げるべき。
透水性コンクリートの強みに「30分で仕上げまで終わっちゃいますよ」というのがある。
SWOT分析を経験したことのある方ならわかるだろう。
強みは弱みと表裏一体。
実は透水性コンクリート、土間コンと違ってブリーディング(余剰水)が発生しない。
そのため、手待ちが発生しないため、早く終われますよ、さっさと家に帰れますよ、というのを売りにしている。
一方、これから迎える夏本番。
通常の土間コンであってもブリーディング(余剰水)はすぐに乾燥してしまうため、次工程(金鏝仕上げ)に早く移れる。
つまり、透水性コンクリートの場合は「早く仕上げないと乾いてしまって手出しができなくなる」ということを意味する。
そう、夏場は仕事が忙しいのだ。
この写真を見てもわかるように敷設・均し(平坦性確保)の直後からプレートが追いかけている。
そう、なるべく時間を開けることなく仕上げ(転圧)が必須。
「30分くらいで打ち終わるのがベストですね」
というのはつまり、「30分で終わっちゃうんだぜ!」ではなく「30分以内に終わらせないと逆にまずい」ということを意味する。
ただ、このブリーディングが無いという特徴。
夏場はスーパーマッハで仕事が終わることを意味する。
そして、こう伝えるとよく聞かれる別の質問。
「1台の生コン車の透水性コンクリートを30分以内に荷下ろししなきゃダメってこと?」
ご安心を。
生コン車に入っている間は1時間半〜2時間は調整可能。
そのために特殊な化学混和剤を配合しているのだ。
途中で正常が乾いてきてしまったら、特殊化学混和剤を後添して性状を正常な状態に戻すこともできるので大丈夫。
ダイソンと透水性コンクリート「ドライテック」は前向きな施工者の皆さんにチャンスと「いいこと」をお届けしています。
宮本充也