長岡生コンクリート
ドライテックは高い透水性を持ちながら
表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2020/10/10

【京都】「製造に30分かかるって聞いてたけど全くそんなことなかった」トーカイコンクリート

【京都】「製造に30分かかるって聞いてたけど全くそんなことなかった」トーカイコンクリート

インターネットの時代とはいえ生コン産業の情報の流動性は極めて低い。特定の権威が未だに良し悪しは別として情報を統制している。意思決定も公平とはとても思えない。そんな産業の中にあって透水性コンクリートの普及活動は本当に難航を極めてきた。「製造に30分かかるって聞いてたけど全くそんなことなかった」。



村社会としての生コン産業

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F材投入の様子。

京都福田の山城さんの導きで京都のトーカイコンクリートを訪ねた。

以前より透水性コンクリートのことを知ってはいたがなかなか製造に踏み出せなかった。

「製造に30分かかるって聞いてたけど全くそんなことなかった」(トーカイコンクリート東(あづま)さん)。

若く前向きな彼は同じく若手の宝ヶ池建材の江藤さんからこの生コン(ドライテック)のことを聞いていて以前より興味は持っていた。

ただ、得られる情報も限定的だ。

「1台製造するのに30分かかると思っていたほうがいい」

こうした前情報が組織として取り組む上で障害となる。

論ずるより生むが易しの典型例だ。


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2分間の高速攪拌の後排出された材料も土木配合・硬練りコンクリートのように普通にさらさらと出てくる。

何も特別なことはない。


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あらかじめ確保されていたスペースにドライテックのテスト施工。

「あづまの日頃の行いが悪いから雨」といじられながらも余裕の笑顔でピース。


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応援に駆けつけてくれた松岡建材の松岡さん(右)と作業中記念撮影。

「やらない理由」が蔓延る組織の中でそれでも興味のある透水性コンクリートを理解しようと必死だ。

いつの間にか僕も若手ではなくなっているが、後進の若者たちの情熱にはいつも打たれる。

こうした情熱を消してしまわないことが今僕たちの産業に求められていることなんだと思う。


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松岡さんのレーキさばきに素直に感動している僕を激写(宝ヶ池建材江藤さん撮影)。


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僕と同じく中堅で組織をリードしている金(きん)さん・左と山城さん・右。

僕たち世代が力強くリードすることで生コン産業はきっともっと明るくなる。


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見事なプレート捌き。

トーカイコンクリートの皆さんはとにかくよく動く。

挨拶もハキハキしていて組織の空気がとてもいい。

どんなことにもとにかく前向きに取り組もうとする。

残念なことに全ての生コン工場がこういうわけじゃない。

多くの工場にはセクショナリズムが蔓延し働く人々の縄張り意識が醸成され個人のやる気を削いでいるケースも少なくない。

そんな中にあって、トーカイコンクリートの組織文化には学ぶべきものが数多くあった。

何より若手が伸び伸びと仕事しているのが本当に素晴らしい。


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初めての透水性コンクリート製造・施工体験は雨に降られながらも理想的な製品管理で終了した。

写真のように「糸を引くような」ペーストの状態がベスト。

この粘性が保水性を確保し施工をより簡単にする。



「論ずるより生むが易し」とりあえずやってみよう

机上でパソコンの画面を眺めて悩んだりしてないだろうか。

20代前半に始めた透水性コンクリート。

若かった僕もとにかくガムシャラだった。

FAXをありとあらゆるところに手動で送りまくった。

「透水性コンクリートの施工見学会をやります。ぜひきてください」

東京や神奈川の「買ってくれそう」な先を訪問営業は日に20〜30件ざらだった。

とにかく動いた。

「やってみる」

いろんなアプローチがあるとは思うが、若いということは経験がそれだけ無いということ。

だから、少ない経験をもとにあれこれ考えても何も始まらない。

とにかくやっちゃえ。


「製造に30分かかるって聞いてたけど全くそんなことなかった」

施工後に共有された話だ。

僕にも経験がある。

とにかく生コン産業は村社会だ。

1時間30分の中で市場は形成されている。

そこが全て(かのように思える)。

だから、その閉じられた世界で流通する情報がまるで全てかのように見える。

でも、実は違ったりする。

やって見なければわからないことっていくらでもある。

失敗も若さの特権だ。

トーカイコンクリートにはそれを許容するだけの素晴らしい組織文化があるようにお見受けした。



ちょっと上から目線であれこれ書いたが、僕だって当事者だ。

あれこれ論じてる場合じゃない。

とにかく、やっちゃえ。

あづまさんや神農さん、そして駆けつけた松岡さん、江藤さん。

彼らの溌剌とした清々しい様子に随分刺激をいただいたものだ。

これからも彼らと彼らを見守る中堅世代や先輩たちとの交流を通してこの産業を盛り上げていきたい。

自分たちが楽しくなければ、世界をよりよく変えていくことはできない。

生コン産業の情報の流動性を高めていきたい。

そのことで、そんな素晴らしい人々ともっともっと出会えるし交流することができるだろう。

これからがとても楽しみになってきた。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

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