2021/02/17
【茨城】「区分施工をすることで得られる3つのメリット」鈴木建材運輸・DIYer

茨城県。一般の方が、ご自宅の外構に採用。庭ファンでドライテックを知って、エクスショップ購入。「自分で出来る」という動画を見て、挑戦してみた。土地、家の新築、外構、なるべく出費を抑えたいので、後輩2人を連れて。
製造:鈴木建材運輸、施工:DIY(52m2、100~150㎜厚、3名、4時間)
やっぱDIYなら区分施工
施工Before。
今回は一般の方々によるDIYに生コンポータルの二見メンバーが施工指導員として駆けつける。
お手製で作られた路盤の上にはレンガブロックが設置されているのがわかる。
これは、コンクリートには標準とされている「目地」(ひび割れ抑制)を兼ねたもの。
実は、こうしてレンガブロックで施工箇所を区分することにはもう一つ大きな理由がある。
単位施工面積が小さくなればなるほど作業難易度、作業員数が低下する。
⚫︎参考記事: 【栃木県】「材料が生コン車1台の折り返しになるからマスで分けて施工する」大木生コン・AG
今回のように50m2を超える面積でも、レンガブロックで区分・マス分けしさえすれば、1マスは10m2以下となる。
その程度の面積であれば施工にもゆとりが生まれるし十分目が届くからDIYのように初心者の施工でもそこそこの仕上がり精度が期待できるからおすすめしている。
区分施工にはもう1つの利点がある。
例えば打設中に中途半端なタイミングで生コン車の材料が終わってしまい、次の車が到着するまでに時間が空いてしまうことがある。
そんな時には、中途半端な面積まで敷設された材料は仕上げ(プレート転圧)をせず取り崩して下地に撒く。
こうすることでコールドジョイントと呼ばれる継ぎ目が発生しないようにできる。
とにかく1施工スパンの中では材料のロットが変わったり長時間材料供給の中断が起きないようにすることが鉄則だ。
施工After。
正直、「え?これ、素人さんの施工?」と目を疑うほどの出来栄え。
52m2は素人さんたった3名で4時間で完成してしまった。
最近のDIYerは恐るべしと言わざるを得ない。
従来の土間コンであれば到底素人の出る幕ではないばかりか、プロだったとしても4時間じゃ終わらない。
朝1番から初めて、終わるのはこの時期真っ暗になる頃だったろう。
(途中から作業を手伝ってくださった鈴木建材運輸の職員の皆様、誠にありがとうございました)
以下、今回施工者に携わったお施主さんやその後輩の皆さんの感想(皆さん、夜勤明けの作業だったそうです)
「疲れました。もうクタクタです」
「もうお腹いっぱいです。やっと終わった~」
「素人でもできるもんですねぇ、プロに指導してもらえると。ありがとうございました!」
最近増えてきたのがこの手の感想笑。
ドライテックのDIYが始まった当初(と言っても、一昨年の後半くらい)にはまだまだ物珍しさから、「ワクワクして施工しました」みたいな声が多かった。
一方、今となってはドライテックをDIYの動機付けは「自分たちでやることで安くしたい」という実用的な目的が多くなってきた。
そこには、「ワクワク」というよりも、「安くしたいから仕方なく」というどちらかというとネガティブな気持ちが大きい笑。
そのため、「もうお腹いっぱいです」みたいな感想を頂戴するようになった。
これは、ある意味素晴らしいことなんじゃないかと思う。
こうしてますます一般の方々、これまで生コンのことなんか1mmも普段気にすることのなかった人々に、生コンを意識してもらう機会が増える。
生コンがもっと身近になる。
そうなれば、食わず嫌いでいまだにドライテックに手を出そうとしないプロ施工者たちもいよいよ重い腰を上げざるを得ない。
そうなれば、エクステリアや建築外構、舗装の常識が次第に変化していく。
昨年、今年と一般の方々から寄せられる問い合わせの質がずいぶん変わってきたように思う。
今月末で毎日ブログ3本もまる5年となる。
ドライテックは16年継続してきたことになる。
ここ2〜3年本当に激変している。
これまで以上の熱量が市場と顧客にここから5年さらに入力されることになる。
確実な未来というものはないとは言われるけれど、ここから5年のドライテックの推移予測は人口動態を予測するほどの精度だと僕たち当事者は信じている。
今更ながら時代はポーラスコンクリートを求めている。
地球に蓋しないコンクリート舗装が当たり前になる時。
洪水被害は緩和され、自然と人が調和する世界は創造されることになるだろう。
宮本充也