長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2016/07/12

タグ: , , , , , , , ,

「中小企業が果たす我が国の再生」4,000m2のドライテック

「中小企業が果たす我が国の再生」4,000m2のドライテック

地球温暖化を止める方法のひとつとして、

透水(保水)性コンクリート

の普及・促進が挙げられる。

なかなか進まない理由はいくつか挙げられるが、

中でも1番に上げられるのは、

「生コン工場が協力的ではない」

こと。


11年の経験から言えることは、

従来の透水性コンクリートが、

「生コン工場にとってわくわくするもの」

ではなかった、というのも大きい。

「動機づけ」「モチベーション」にはいくつかあると思う。

・かっこいい、おしゃれ

・憧れられる

・面白い

・儲かる

・最先端

etc


僕たち生コン工場は3,400箇所に分布していて、

それぞれの土地でそれぞれの協同組合が秩序となって商いをしている。

特に若い世代にとっては、「わくわく」は必要。

特に僕なんかは、儲かるよりもわくわくを優先してしまう(必要最低限の利益は必要だが)。

昔、究極の選択なんてのが流行ったが、


「死ぬほどつまらないけど儲かる一生の仕事」

「毎日スリリングでたまらないけど贅沢はできない仕事」


人によってそれぞれ基準はあるかもしれないけれど、

どうせ費やす時間ならば、僕はわくわくする仕事をとる。


これまでの透水性コンクリートは、

「生コン屋のものじゃなかった」

僕がもっとも嫌う働き方は、

「誰かの使いっぱしり」

になること。

・配合はすべて決められ

・材料は指定されていて

・営業して付加価値を提案することを許されず

・管理や施工には一切口を出せない

生コン屋の仕事は、「指示通り練る」だけ。

これが、これまでの透水性コンクリートの一般的なあり方。

「親が敷いたレールの上を走らされる」

じゃないけれど、リスクをとっても、

「自分が行きたいところにいける」

ほうが楽しい。


GNNフッコーでともに取り組んでいるドライテックはみんなで作っているブランド

F材という基礎結合剤とブランドは共有しているけれど、

それ以外はまるでルールのないフルオープンで自由な材料。

それぞれの工場がそれぞれの文脈で「主体的に」

・配合を決め、

・材料は現地で確保できるものを選び、

・自ら営業して付加価値を顧客に提案して成約し、

・管理や施工にはこれまでの蓄積を背景に提案できる。

だから、透水性コンクリートにかかわるすべての人たちはそれぞれの文脈で、

わくわくしながらこの事業に主体的に取り組むことができる。


あづまコンクリートの毛利さんがとんでもない快挙をやった。

営業マンのはしくれとして僕も嫉妬してしまうような快挙だ。

富山県内の某大企業の工事物件で、4000m2という規模の土間コンに、

ドライテックを提案し、成約してのけた。

誰もが知っている超有名企業の新施設にである。

僕たち中小零細企業の群れが創ってきた製品・付加価値が採用されたのだ。


ここ最近特に僕が感じるのは、もはや時代は、

「管理する側とされる側」

または、

「評価する側とされる側」

という文脈が通じなくなってきているということ。


基本的な原則である、

公平と平等

に照らし合わせると、これまでの産業構造が前提に置いていたそれらパラダイムは、

もはや個人と組織(企業や国家)の差が縮まってきたIT革命の現代、

完全に陳腐化してしまったように思える。

つまり、誰かが教える人で、誰かが教わる人、ということは今後難しくなっていき、

「みんな参加して作る人」

というパラダイムに移行していくのではないだろうか。


11年前に見出し、挑戦を始めた、

生コン屋の生コン屋による生コン屋のための

透水性コンクリートという文脈。

時を経てこの製品は僕のものでも誰のものでもなくなり、

それぞれがそれぞれの想いで創り上げ、そのノウハウはGNNという場に蓄積され、

日夜進化していくようになった。

完全に僕や誰かの意図によってコントロールできるものではなくなってしまった。

日本全国にいるわくわくして生コンに取り組んでいる愛すべき仲間たちの手により、

自然に勝手にますます素晴らしいものに進化していくだろう。


透水性コンクリートに限らず、

GNNにはこれからも多くの製品や技術が集まり、

わくわくでたまらない生コン実務家や経営者の心をさらに沸き立たせるものとなるだろう。

誰かが誰かに強制するようなそんな文脈はもはや通用しない。

だからこそ、僕たちは主体性という責任をきちんと自覚して、

新しいものづくりのルールを自ら設定しなくてはならないんだと思う。

この勢いは誰にも止められない。

日本再生を果たすのは政治家や大企業ではなく、僕たち中小企業だ。

そのくらいの意気込みで臨みたい。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

webリフォームローン
土間コン相見積キャンペーン
オワコンとオコシコンの違い
このページのトップへ