2019/07/25
「41ヶ月毎日ブログを3本書き続けて起きたこと」いいねや友達の数はKPIとはならないIT戦略について

生コンポータルの主な執筆者宮本充也は今月末で41ヶ月日曜祝祭日休みなく毎日3本以上のブログを書き続けたことになる。その3年以上の蓄積は現実にどのような変化を生んだのか。
41ヶ月毎日ブログを3本書き続けて起きたこと
2015年1件のWEB問い合わせをキッカケに始めたのが、
「毎日ブログ3本以上」
・ブログは効果的だ
・できれば毎日更新すべき
ITでビジネスをするにあたりよく聞くこの習慣。
一方、商材は「生コン」。
B to Bビジネス奥の院。
おそらく「もっともITから遠い」製品の1。
事実流通構造は非常に閉鎖的。
その、生コンにITの文脈で挑戦する。
そんな一見不可能とも思われるテーマ。
普通の努力では山は動かないだろう。
ならば、
・毎日3本ブログを書く
・祝祭日日曜日例外なく必ず更新
を標榜し、実際に今月末で41ヶ月経過しようとしている。
よく言われる指標(KPI)、
・PV( page view)数
は41ヶ月で月間80,000〜90,000PVとなっている。
日々の引合数は年を経るごとに倍々基調で伸びている。
関係者なら知っていることだが、日に2〜3件、多い時には10件近い問い合わせがある日もあるくらいだ。
2019年の数値は4ヶ月経過時点での値。グラフは指数関数的伸び率を示し始めている。
作成した記事は都度SNS(写真はFacebook)で発信するようにしている。こちらも、41ヶ月。
評価(購入)するのは友達や知人ではない。
人によっては、
・SNSの友達やフォローの数
・SNSに寄せられる「いいね」の数
は重要なKPI(指標)として大切にすべきと説く向きもある。
本当だろうか?
一部に誤解を呼んだこともあるが、1,100人にも及ぶFacebookの友人を一気に49人に迄激減(削除)した。
「わしをボイコットした!」
と一部から叱られたが、そもそもFacebookで友達だから友達ってわけじゃない。
そこは誤解しないでほしい。
ただちょっと実験をしてみたのだ。
果たして、Facebookの友達やいいねの数はIT戦略上重要なKPIなのだろうかという疑問に答えてみたかった。
その結果、20分の1にまで削除して以降引合数経るどころかさらに勢いを増している。
これが、事実だ。
逆に、Facebookから得られる「いいね」や友達からのコメントは情報発信者の判断を鈍らせる恐れがある。
今ではそのようにすら考えるようになっている。
友達の数が20分の1になってから「いいね」の数は俄然減った。
以前は100を超えることも少なくなかった「いいね」だが、今は多くても5とか。
コメントは皆無。
2016年に始めたばかりの頃のような無音。
真っ暗闇に石を投げ込んでも投げ込んでもまったく音がしない。
そんな、無反応が続いている。
なのに、市場と顧客からの引き合いは増えている。
そこで気づいたことがある。
買う人は、友達や知人ではない、という当たり前のこと。
いくら友達や知人など親しい間柄の人たちにちやほや(評価)されたとしても、その人たちは買わない。
「唯一絶対の評価者は市場と顧客」
という至言が思い出される。
市場と顧客ではないところから「いいね」やコメントをもらっても、それは評価ではない。
市場と顧客以外からのリアクションは情報発信者の判断を鈍らせる。
誤った対象からのリアクションを基ににこちらのアクションを修正していたら、そのアクションは誤ったものになることになる。
そのことが証明されたのだと思っている。
唯一絶対の評価者は市場と顧客。
市場でも顧客でもない人たちからのリアクションに一喜一憂していてはいけない。
また、業界内仲間内のおままごとに付き合っていてもブレイクスルーはやってこない。
大切なのは市場と顧客の要請に応えること。
つまり、現場の声に耳をかたむけること。
必要とされている情報を発信し、ものをお届けすること。
そのことでしか、結果は生まれない。
もちろん、知人や友人は大切な人たちだ。
ただ単純に、彼らは市場でも顧客でもないということ。
この点を十分に踏まえた上でこれからも情報発信を続けていきたい。
そして、10ヶ月120ヶ月続いた時の景色はどうなっているだろうか。
都度、市場と顧客の声に反応しあり方を修正していきたいと思う。
宮本充也