2017/09/28
「僕は誓う!50年後の水を今と変わらず透す」 駐車場・透水・コンクリート・アスファルト

スパイクタイヤってご存じだろうか。
あなたが平成生まれならあるいはご存じないかもしれない。
スパイクタイヤ。
我が国では使用が禁止されている。
なぜか?
それは粉塵が発がん性物質を含んでいるからだ。
明白に禁止されている。
生コンブログの始まりである。
さて、粉塵。
成分は何か?
アスファルトである。
我が国の舗装の95%はアスファルト舗装となっている。
アスファルト。
その粉である、粉塵。
発がん性物質を含んでいる。
そんなアスファルト。
本来は住宅の駐車場にはそんなもん向かないはず。
なのに、共同住宅の駐車場にはアスファルトが使用されている。
なぜか?
イニシャルコストが安いからだ。
イニシャルコスト?
じゃあ、ライフサイクルコストはどうなん?
ということになるだろう。
国交省でも現在コンクリート舗装を必ず検討するように指導している。
コンクリート舗装。
名古屋駅からさくら通りを東に向かう道。
よく注意して見てみると実はコンクリート舗装となっている。
コンクリート舗装。
適切な施工さえすれば50年以上ノーメンテなんてのもざら。
一方、年末や年度末。
一般の方々に渋滞でイライラさせる舗装工事。
あれは全部アスファルト。
数年たつと轍(わだち)やひび割れでぽんこつになる。
だから、ちょこまかメンテナンスをしている。
LCCから考えれば確実にコンクリート舗装。
アスファルトの排水性舗装がすぐに目詰まりを起こして水たまりができる
そんなことは業界の常識。
世間一般には知られていないだけ。
なのにアスファルト舗装を提案する。
これは完全に顧客の都合ではなくて、
「完成工事費用を安くしたいだけ」
という供給者側の都合となっている。
安物買いの銭失いの典型だ
イニシャルでは多少排水性アスファルトよりもお値段が張るかもしれない。
ただ、10年という単位で考えた場合。
10年後も1年目変わることなく透水し続けているコンクリート舗装の方がいいに決まっている。
往年のトレンディードラマ101回目のプロポーズの例を引くまでもなく、
僕は誓う!50年後の水を今と変わらず透す
である。
平成生まれののあなたはもしくはぴんと来ないかもしれない。
泉ぴんとこないのかもしれない。
そんなわけで、
駐車場を安易にアスファルトにするなかれ。
アスファルト舗装では50年後の水を今と変わらず透さない
ちゃらちゃらチャラ男である。
透水性コンクリートは武田鉄矢だ。
ただし、
幸福の黄色いハンカチにおける武田鉄矢は違った。
非常にチャラ男だった。
しかもう○こもらしそうにしてた。
何が何だか分からなくなる。
ただ、これだけは言える。
目詰まり起こしましぇん!
というわけで今日も仕事を頑張ろう。